第7章 理性の切れる5秒前*
そんな彼が見ていられなくて、
カ「さて、寝るとするか…雪ちゃんは__ってわ!?」
雪「__んっ」
カラ松を抱きしめた。
カ「…雪ちゃん?」
雪「大丈夫だよ」
カ「…え?」
雪「__なんだか辛そうだったから。」
カ「……!///」
まるで、ぼふっと音がなるように、
カラ松は顔を赤らめる。
雪「昔ね、ドラマで言ってたの。人は抱きしめられたら、
ストレスの3分の一はなくなるってね。」
カ「あ、わわわ…///」
雪「だから抱きしめてみたけど…」
カ「……///」
雪「ダメだな私、逆に癒されてるわ~♪」
雪はすりすりとカラ松の胸板にする。
カ「……///」
雪「ふぅ~…♪ってカラ松聞いてる?」
カ「…」
雪「カラ松?ねぇカラ松~…おーい?」
呼びかけてみるが返事はない。
雪「カラ松…?」
カ「だめ……い…だ」
雪「め?」
カ「す……ない」
雪「…ない??」
雪は首を傾げる。
何かカラ松は言ってるみたいだけど聞こえない。
カ「……雪ちゃん」
雪「何?」
カ「__すまない」ガッ
雪「へっ___って___!?」
気付いたら目の前には天井があった。
そして数秒後にはカラ松の顔が目の前にあった。
____どうやら私はカラ松に押し倒されたらしい。
雪「カラ…松…」
カ「…っ」
少し辛そうな顔で、カラ松は雪の腕を掴む。
雪「ねぇ……何で?…カラ松…」
カ「…怖いか?」
雪「え?」
カラ松は問いかけてきた。
…なんとなく、彼がつらい意味がわかった。
雪「……怖くないよ。だってカラ松だもん。」ニッコリ
カ「……!__はぁ///」
雪の首元にカラ松は顔をうずめる。
カ「……あんまり可愛いこと言わないでくれ………///」
雪「へっ///」
カ「流石に、理性が切れそうだ……」
雪「く、くすぐったい…///」
カ「…あぁ、すまない」
すっとカラ松は体を起こして心配するようにこちらを見る。
襲ってきて心配するって…面白いなぁ…
雪「…ふふ」
カ「……変なこといったか?」
雪「……いや、押し倒して、心配するんだぁ…って」
カ「っ…それは」
少し悩んでから、カラ松は言った
カ「……じゃあ聞くが、」
雪「うん?」
そういうとカラ松は片手で雪の後頭部を持ち上げた
雪「__!」