第7章 理性の切れる5秒前*
雪「師匠!でも貴方その血__」
ル「早く逃げろ!!」
私は何もわからず逃げた。
おじさんの怒り声が聞こえる。
?「貴様ッ私とあのこは両思いなのだぞおおおお!!!」
ガンッ
銃声が何度も聞こえる。
雪「師匠……?」
後ろを見るとさっきまでいてたおじさんと師匠は消えていた。
雪「__あ、そういうこと……か」
涙がでた。この夢の意味を知った。
これは私の記憶だ。だって__後ろを見ても何もいない。
雪「あの時私は……怖くて後ろを見なかったから……」
記憶にないから、夢では消えた。
何であの時振り返らなかったのかな……。
雪「歩くの重たいな……早く目が覚めたい……」
目を擦りながら重たい足を動かした。
泣くな自分。私は泣いたら駄目だ。
泣いたら……気がぬける。
そして歩いていたら、青年が現れた。
?「君可愛いな。一緒に行かない?ホテル」
雪「っ__やめて」
無理やり青年はキスをしようとしてくる。
目をつぶっていたら……
青年は血を吹き出して死んだ。
あの時、あのお兄さんは突然死んでたんだっけ。
雪「ホテル誘われて、逃げて、そして裏道で血だらけに……」
無理やり行為されては行為してきた奴の死体が転がっていた。
何でそうだったのかは未だにわからない。
そして、__芸能界に戻った。
……それからだ。
私に無理やり行為してきた人が死ななくなったのは。
そして、手紙が届いて__
【今までの怖い人たちは私がころしたよ。
さあ私の嫁においで。あの時君は逃げたけど。
私と君は両思い、そうだろ?ねぇ?
あの時のおじさんより】
_青年とかが死んでいた理由がわかった。
雪「トラウマばかり……だ…ぐちゃぐちゃだ……」
頭がぐらぐらする。
あのときのおじさんは未だに諦めず、私を無理やり奪おうとする
妄想が酷いおじさん。両思いなわけ無いのに。
やだよ。おじさんなんかと結婚したくない。
でも誰かに助けを求めたら、その人はきっと師匠のように__
雪「違う!師匠は死んでない!!後ろを私は見てない__」
でも師匠が生きているならおじさんは死んでいるハズだろう?
雪「違う……やめてよ…こんな夢もういやだ……辛い……」