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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第7章 理性の切れる5秒前*



雪「真っ暗だ……」

目が覚めると真っ暗な世界にいた。
何か忘れている気はするけど思い出せない。

むしろ自由にいてたくて無心で動ける世界。


自分でもわかった。ああこれ夢だ、夢のなかだ。

何で私は夢をみているのか。それは一切わからないけど、
まぁとりあえず私はこの真っ暗な世界に身を任せた。

雪「……本当に何だろうここ。何の音もしない…。」

とりあえず歩こう。どこが真っ直ぐかは知らないけど。

雪はとにかく目の前を歩き続けた。

__銃の音が聞こえる。


雪「…?乱戦してる?……関係ないよな。歩くか。」

雪は無視して歩いていく、すると

?「お久しぶり、どこへ行くつもりだ?」
雪「っ__師匠!」

目の前に師匠が現れた。

ル「師匠……それは日本でだろう。私はルーファだ。」
雪「師匠は師匠!……でも何でここに?」

ルーファは雪の問いに対しにこりと微笑んで右のほうを指さす。

ル「……君はこっちに行きなさい。出口はあっちだ。」
雪「……?師匠、私もう少しここにいてたい、だって師匠貴方は」
ル「師匠の命令だ」

言う前に師匠は険しい顔をして遮った。
何で師匠はこんな顔をして右に行かせようとするのだろう。

疑問を持ちながらもわかったと返事をし右に曲がった。

行く私の頭を撫でながら師匠はいい子だ。と優しい声で言う。
__安らぐ。


雪は右を向き歩いていった。

そして歩いていったら目の前に煙草をふかすおじさんがいた。

雪「…?おじさん何してるの?」
?「私かい?……君を待っていたんだよ。」

にこり、無機質な微笑みをおじさんはみせた。
…そして煙草を吐き出す。

雪「おじさん、煙草捨てるの良くないよ。師匠が言ってた。」
?「そうかい?…フフ、ねえ君が雪ちゃんかな?」
雪「……どうして?」

そう聞くとおじさんは突然顔を変えて

__私に銃口をむけた。

雪「…!」
?「さぁ、痛いことが嫌ならおいで。今日から私の嫁に__」

バン


そう鳴っておじさんの肩が撃たれた。

?「ぎゃあ!?」
雪「__おじさん?」

目の前におきたことがわからずおじさんに手をのばそうとしたら

ル「走れ!早く!」

師匠の声が聞こえた。

雪「師匠!!……!?」クルッ

くるり、師匠のほうをむいてみれば、


師匠は血だらけになっていた。

ミ「早く逃げろ!」
雪「…え」
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