第6章 ナメたら死にますよ?
バキッ
骨の折れる音が響く。
「あああああ!!……違う!俺はっ…俺らはそう命令された!!」
お「……?HANAOって言われたのか?花岡理恵でもなく?」
「は?…花岡理恵じゃねえ。HANAOだ。何で花岡理恵の話がでる?」
どうやら、本当にHANAOとだけ言われたらしい。
お「ふうん~…誰に言われたの?ボスの名前わかるでしょ?」
そういうと奴は渋々と言い出す。
「…残念だが、下の俺らにはボスの名前は教えられてない……
外部に漏らさないためだろうな……はぁっ…それに俺らはボスの手下から命令を聞いた。……偉くねぇからな」
カ「……」
カラ松は問答無用で今度は肩を壊した。
バキッ
「う、がああああああ!?っば、ばか!!本当だっおい!」
お「……カラ松、嘘ついてねぇ。ストップ。」
ピタリとカラ松は足の動きをやめた。
「はぁっ…あ~このやろう。……俺は知らねえっつうの!」
お「ごめんっておっさん。…じゃあさ伝えてきた手下の顔、教えてよ。それくらいわかるでしょ?」
数秒黙ったあと、奴は言った。
「__ホ…ス…ト……」
お「ホスト…?それだけ?」
「…」
お「ありゃ?……寝ちゃったね。」
カ「…起こすか?」
すっ…と、足を振り上げた。
お「あーっいいって!……カラ松辞めたほうがいいよ?暴力は♪」
カ「あ、ああ…?(おそ松兄さんのほうが酷いんじゃ…)」
カラ松は振り上げた足をもとに戻した。
お「は~得れる情報少ねぇなぁ。まあいっか。」
カ「…おそ松兄さん、とりあえずこの子……」
カラ松が指さす方向には、
気絶したままのどこかでみた猫のこ。
男の人に、お姉さん。
お「え、うわ。もしかして人質にされてたりしたのか?」
カ「…だと思う。……このこ__!」
カラ松が女の子に近づく、猫耳が薄汚れていた。
お「おー…すっげ~みたことあるような~~」
チ「…にゃーちゃんだよ。その子」
お「あーそうにゃーちゃん!ってチョロ松!」
いつの間にかチョロ松が雪ちゃんをお姫様だっこしてきていた。
チ「流石に時間かかりすぎ。」
お「ごめんって!…あーだから見覚えあったのか~」
成る程~と、手をおそ松はぽんっとした。
チ「はぁ……どうしよう」