第6章 ナメたら死にますよ?
何気にLINNEにまだかかる?と、送ってみたのだが
チ「……送って10分、おかしくないか……?」
そして今で20分経過した。
流石に仕事の相談とかにしてはおかしい。
チ「……見に行ってみるかな。何かわかるかもしれないし…」
チョロ松はライブハウスに戻ってみることにした。
チ「……さすがに一般出口からでないよね」
一般の入口、出口付近を見てみる。
__人の気配がしない。
チ「もしかして勝手に帰ったとかかな…。家におそ松兄さんならいるかな」
おそ松兄さんにLINNEしてみた。
(兄さん、今家いる?>チ
そして20秒後
お<どうした?お菓子買ってきてくれんの?(笑))
……気が抜けたLINNEだな。
(そっちに雪ちゃん帰ってる?>チ
お<は?お前雪ちゃんなんとかするんじゃないの?)
__帰って…きてない。
(迎えにきてって言われたけど遅いんだ>チ
どーせ仕事とかで遅いんじゃないの?www)
お<チョロ松5分遅れでぎゃーぎゃー言うし笑)
(…20分もかかってるっていえば?>チ
すぐに返ってくる返事が、遅くなる。
3分たってから
お<…ライブハウス、裏口のほうって薄暗いよな?)
と、真面目な返事がきた。
(うん。時々危なそうな人がいl__>チ
ここまで打って、手が止まった。
チ「……もしかして、いや、まさか……」
ああ、バカかよ俺。一番まともなの俺だろう。
チ「__雪ちゃんっ!!」
____何でその可能性に気付けなかったよ!!
チョロ松は裏口のある、細い隙間へ急いだ。
チ「…っ__!」
雪「__ぐふっ」ゴッ
「へへ腹パンも楽……ん?」
黒の奴らだろうか、こちらに気付いた。
数人黒の奴らが雪ちゃんを捕まえている。
…奥には……
チ「にゃーちゃんまで…!」
気絶したにゃーちゃんまでいた。
「お兄さん何見てんの~?」
チ「…あんたら、何してんの?」ギロ
チョロ松は睨んだ。
「何って……見れば……わかるだろ?」ニヤ
黒の一人がニヤリとする。
雪「っ……!チョロ松……」
黒く汚れた帽子をかぶる雪ちゃんがこちらをみた。
チ「……雪ちゃん!」
雪「…………っ」
相当疲れているんだろう。
雪ちゃんは意識が朦朧としているようだ。
チ「…おい」