第6章 ナメたら死にますよ?
雪「ふっはぁああああああ疲れたぁああ~~~」
に「にゃーもだにゃぁ…うう」
楽しんでいたライブもあっという間に終わり、私たちは、楽屋にいた。
久々に歌っただけある…過呼吸になりそう。
に「はっ…ふはっ……でも楽しかったにゃぁ…♪」
雪「うん……はぁ……本当楽しかったよありがとうね」
雪はにゃーちゃんの汗でぬれた頭を撫でた。
に「んにゃ…汚いよ?」
雪「汚くないよ~♪にゃーちゃんはいつだって綺麗」
に「褒めても何もでないにゃ~」
はははっと、私たちは笑いあう。
雪「あ、そうだ。スマホスマホっ」
雪はスマホのことを忘れていた。
…六人のメッセージで溢れているんだろうなぁ…。
指紋、何個ものパスワードを素早く解除して、
LINNE(リンネ)を開けた。
雪「リンネリンネ…うわぁ…おそ松兄さんスタ爆してるよ…」
雪は常時マナーモードだがきっと、
バイブ音はうるさかったろうな…と悟る。
トド松の顔文字つきの可愛げな文章
十四松のビックリマークの嵐の文章
一松の脅すような文章
チョロ松兄さんの焦りみえみえの敬語文章
カラ松の前半はカッコつけているが後半誤字だらけの文章
そしておそ松兄さんの軽めの文章からのスタ爆…
私には目新しいメッセージばかりだ。
雪「……こんなに心配されたの、師匠以来だなぁ………。」
なんだかほんわかとした。
に「にゃ?誰とLINNEしてるにゃ??」ズイッ
雪「ん?__家族かなぁ。」
そういえば今日はにゃーちゃんに癒してもらったなぁ……。
おそ松兄さんと、トド松には悪いけれど、
二人の思いは私にとって、初めてなもので、
__困惑しか抱かない。
そんな悩みと困惑でぐらぐらしていた私ににゃーちゃんは
ライブのお誘いをしてくれた。
もちろん意図して誘ってくれたわけじゃないけれど、
いいストレス発散になりすっきりした。
……にゃーちゃんには感謝の気持ちでいっぱいだ。
に「…??にゃーの顔になにかついてる??」
雪「…ううん、本当今日はありがとうね。お誘い」
に「…花ちゃんも、突然ありがとうにゃ。」
雪「いやいや…にゃーちゃんまた誘ってくれる?」
に「……!もちろんだにゃ!!!」
もう一度、にゃーちゃんをぎゅっとした。
雪「さてさて…チョロ松が一番近くにいそうかな?…」