第6章 ナメたら死にますよ?
に「み~んにゃ~!今日は来てくれてありがとうにゃ~♪」
ステージにでてきたのは、にゃーちゃんだけだった。
チ「…!そんな……雪ちゃん…!」フルフル
まさかとは思っていた。
そうあってほしくない、その未来が起きてしまった。
__声が震える。体も震える。
頭の中で雪ちゃんがいそうな場所を考えた。
…出来るだけ、落ち着け自分。
__六ごの中でまともなのは俺だろう!?
焦りに焦って、ぐらぐらとしてきた俺に、
にゃーちゃんの声が響いた。
に「__今日は急きょゲストを呼びました!」
____ゲスト?
「ゲスト?ポスターにかいてなかったよな?」
「はぁ?にゃーちゃんソロじゃねぇのかよ…」
「歌下手な売れてないやつくんだろどうせ…」
ガヤガヤと、会場がざわめいた。
チ「ゲスト…?ポスターには書いてないし…え?…!!」ハッ
ハッとする。
もしかして…!さっき急きょって言ったよね…。
まさか、__!
に「スペシャルなゲストだよ~!じゃあ呼~ぶにゃ~!
_________HANAOちゃ~~んっっ♪」
__時間が止まったような空気。
これは、僕でもわかる。……嵐の前の静けさだ。
舞台そでから、
「は~い♪」
俺にとって一番聞きなれた声が聞こえた。
そして突然、そのまま、女の子が、
バク転からの回転、そしてしゃがんで着地した。
そして
雪「『…HANAOだにゃんっ♡』」ニカッ
すくっと立ち上がり、猫ポーズをする雪ちゃん…もとい
HANAOが現れた。
「「「う…うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」
「はっ…HANAOだぁああああ!!!!!」
「何で!?最近忙しかったんじゃないのか!?」
「っでもむっちゃ豪華じゃない!?レアだって!!」
チ「っ…!!HANAOちゃんー!!!(雪ちゃんんん!!!)」
チョロ松は間違えて雪の名前をいいそうになる。
…とにかく無事でよかった。
チ「そうか…そうだよね、HANAOは超人気なんだから…
____ゲストとして扱われるに決まってる……!」
チョロ松は安息した。