第6章 ナメたら死にますよ?
…
雪「…ん、もう10分前だね。」
に「にゃ!?…案外はやいにゃ~」
二人で歌う歌を仲良く聞いてたら、結構な時間が経っていた。
雪「今日は可愛い系ねぇ…難しい。」
に「花ちゃんいつもカッコいいにゃ…」
雪「ん…、可愛いはあんまりしないなぁ、ハハハ」
にゃーちゃんいいなぁと、ぼやいたら、
にゃーちゃんが
に「にゃーは、可愛い系ばっかりだにゃ、カッコいい花ちゃんがにゃーにとって、羨ましいにゃ。」
雪「…!」
雪「…ふふ、どっちもどっちなんだね。大好きにゃーちゃん」
に「にゃーも好きにゃ~~♪」
二人でむぎゅ~と抱き締めあう。
ガチャ
「もうそろそろ、準備、お願いします」
少し急かすように係りの人が言う。
雪「はいっ、『…行こっか。にゃーちゃん』」
に「!、待って!花ちゃん猫耳つけるにゃ!」
雪「『あ、…ふふ、ありがとう』」
に「にゃ!」
私たちは、手を繋いで舞台袖へとかけていった。
…
チ「……中にはいった。」
チョロ松はどうしようか、心配になり悩んだ末、
にゃーちゃんを凄く見たい、…だから、雪ちゃん…もとい、
HANAO がライブにでてきたら、そのまま最後まで。
もし HANAO がいなければ、すぐ出ていって探す。
そうすることにした。
チ「…ごめん雪ちゃん、にゃーちゃんをせめて一目見たいんだ」
もしも、危ないめにあっていたらの話だけど、
……あってないと願いたい。
「キタァアアアアアアア!!!!!!!」
「ウォオオオオオオオ!!!!!」
チ「っ!?……この騒ぎ…あっ!」
チョロ松が考え事をしている間に、
にゃーちゃんの曲が流れだした。
…歌にはいったら、にゃーちゃんが出る、お約束。
チ「…どうか、雪ちゃんが無事で…!」
ぎゅっと目を閉じた。
周りのうるさいを通り越した歓声も、今は聞こえない。
____無事でいてくれ。雪ちゃん……!
に「こーんにちにゃーーー!!!」
「「「「にゃーーーちゃぁああああんんん!!!!」」」」
パァンッと、クラッカーがなる。
流石うれっこだ、クラッカーなど装飾豪華だと改めて感じる
ゆっくりと瞼をあげる。唖然とした。
チ「雪ちゃんが………いな…い…?」