• テキストサイズ

【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第6章 ナメたら死にますよ?


に「歌うよ!花ちゃんも!」
雪「ふぇっ!?…『本当ですか』」
「ええ、以前一緒に番組で歌われていたので、大丈夫かと」

……なんということだ、バックダンサーじゃない。

ボーカルまでするらしい。

雪「『…でもにゃーちゃんの美声が……』」
に「にゃーが一緒に歌いたい」
雪「『因みに元の人も歌うことになってたんですよね?』」

「…いえ、にゃーちゃんが、今決めました。」

雪「にゃーちゃん、せめてメールの時点で決めててよ…」
に「そ、それはごめんにゃ……」

にゃーちゃんは苦い顔をする。
まぁいいか……と自分の頭を掻き 理恵 もとい、

 HANAO に変わった。

雪「『いいですよ、前に歌った…アレですね?』」
に「(変わった…!)うん!」
「では…ええと本番一時間前ですね、ここの部屋はお二人専用ですので、ご自由にどうぞ。」

雪「『ええ』」
に「はいニャ!」


では、といい、係りの人は出ていった。

雪「…もういいかな。」
に「変わったね!花ちゃん!」
雪「うん」

演技を見破れるのは実は一松だけじゃない。
実はにゃーちゃんも見破れる。

…ただ、にゃーちゃんは一部だけ、HANAOだけわかるらしい。

他は全然気づいてないみたい。だから…一松は凄い。

に「本当ごめんね?花ちゃん」
雪「いいよ別に、慣れてる慣れてる」

こういうむちゃぶりは何気何回もある。

…流石に慣れた。


に「あ、念のため歌う歌聞くニャ?」
雪「うん、一応聞くよ。」

私はにゃーちゃんの片耳からイヤフォンをとり一緒に聞いた。





チ「雪ちゃん大丈夫かな…」

いつもなら、にゃーちゃんのことでいっぱいでワクワクする…
のに、今は雪ちゃんが何か酷いめにあってないか…心配だ。


チ「あぁ~…大丈夫だよね。大丈夫大丈夫大丈夫」

自分のことじゃないのに緊張する。
何か起こらないだろうか大丈夫だろうか。


チ「……雪ちゃん……ん?」

チョロ松の視界にいかにもここには場違いな人がいた。

チ「…ホスト?」


見た目がホストっぽい人がいる。なんだあれ……、
表にでて宣伝しているのか?

にゃーちゃんのライブで男だらけのここらへんで?

チ「…客寄せ下手くそなのかな……」

「…どうぞ~♪あ、お姉さんねぇねぇ~♪」
「どうですか~…あ、ちょっとお時間頂けますか~?」

チ「変なの。」

/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp