第1章 出会い
おそ松はゆっくりと相手に近づく
連中の1人が笑みを浮かべながら突
おそ松に忠告した
「兄さん何?今
なら見逃してあげるけど__」
途端おそ松は彼を殴り飛ばした
「ぎゃ!?」
彼はそのまま地面に突っ伏し
黙ってしまった
カ「……ああ、キレたな」
あらら やっちゃった
慈悲を込めた苦笑をする
「は……?
おいお前何しやがっ__っ!?」
お「いや うぜぇから」
そのままおそ松はもう1人も
ノックアウトした
ぴくぴくと彼らは虫の息になっている
お「なぁオジサン、舐めるなってこっちのセリフだよ?
なんせ俺達はカリスマレジェンド……ニートだからな!」
チ「結局はただのニートじゃねぇか!!」
すかさずチョロ松はツッコミをいれた
その間に1人起き上がり
もう1人を抱え悔しそうに
「覚えてろ!」
半泣きで捨て台詞を残し去っていった
お「__あー久々キレた!」
チ「もう本当兄さん怖いよ……」
ため息混じりに
そして同時にチョロ松は安堵した
そんな暇も無く
ト「大丈夫?!」
皆がハッとし 女の子の元へ駆け寄った
彼女の体は傷だらけで
とても痛々しい
ゾッとした
お「おい!大丈夫!?」
チ「痣だらけ……酷い」
カ「レディになんてことを……!」
慈悲深くカラ松は彼女を撫でる
すると目がパチリと開いた
?「……ここ は?」
一「なあ、大丈夫?」
十「死なないで!死なないで!」
一松と十四松は焦りながらも
必死に声をかけた
彼女は意識を少しずつ取り戻し
薄目だった目は完全にあいた
?「?……!っ誰?!」
十「わっ!?」
突如 彼女は十四松を突き飛ばし
こちらを睨み身構えた
チ「待って!僕らは君に何もしないよ」
お「寧ろ助けたほうだって!」
彼女は驚いた顔をしてから
状況を理解したのかすぐさま謝った
「あ……ご、ごめんなさい!」
カ「大丈夫さ
それより怪我は……」
「あ……お気になさらず!
とにかくありがとうござい__っ!」
突然 彼女は跪き
お腹をおさえた
嫌な予感を感じおそ松は彼女に近づき
お「ちょっと見せ__!っ……」
戸惑う彼女を無視し
服をまくしあげる
正直見ていられないくらいの
傷が目に映った
ト「兄さっ!?……え」
一「これは……」
皆言葉を詰まらせる
彼女は恥ずかしげに目を逸らした