第3章 俺が教えてあげようか?
…
雪は服も着終わって、髪の毛を束ねていた
最終的に華やかですっきりした服装になったが如何せん胸が主張していて雪がなりたいイメージとはかけ離れてしまった
雪「はぁ……やだなぁもっと清楚に……」
ト「雪ちゃん?はいっていい?」
ボヤいているとトド松が迎えに来てくれたようだ
雪「あ、ごめんいいよ」
扉が開きトド松は目を輝かせた
ト「(可愛い!)雪ちゃん……!」
雪「遅かったよねごめん……なあに?」
ト「!えっと、すっごい可愛い!似合ってる」
雪「ありがとう、トド松も似合ってるよ」
トド松も彼らしい服装だ、とても似合っている
ト「(それにしても雪ちゃんやっぱ女優だなぁ、服装センスいいしていうか胸が……)」
トド松は真面目に分析してしまっていた
雪「どうしたのトド松?」
ト「あっごめん!えっと、シュシュつけたげるよ!」
そういいトド松は照れ隠しに雪が最後につけようとしていたシュシュを手に取った
…
雪「あ、ありがとう」
ト「いいよ〜えへへ」
それにしても、髪の毛本当さらっさらだな~使っているリンスもシャンプーも同じなのに、一緒じゃないみたい
これは、雪ちゃんのフェロモンなのかなぁ……?
さらさらと雪ちゃんの髪の毛を手で すかす度に度に香った
ト「できたよ!わぁすっごいもっとかわいくなってる!」
雪「褒めるのうまいなぁ……ありがとうトド松、じゃあ行こっか」
ト「うん……ってでもそれじゃあバレないかな?マスクとかしなくていいの?」
雪「大丈夫だよ、サイドテールしただけでいけるもん」
そういい、雪はリップグロスを塗った。
雪「似合う?グロス」
ト「!」
雪の唇はそのままでも艶めいて美味しそうなのにグロスで更に艶めき思わず
ト「……すっごい食べたくなる」
と、声が漏れてしまうほどだった
雪「え?」
ト「あ……ご、ごめんねなんでもないよ!行こう?」
雪「う、うん?」
雪ちゃんが赤らめていた気がするのは気のせいだったのかな
…
雪「……ね?案外バレないでしょ?」
ト「すっごいね~……!」
トド松は驚いていた、あまりのバレなさに。彼は案外堂々としていたほうがバレないこともあるのだと学んだ