第2章 私の隣
一松はそっぽむいて雪に不機嫌そうな態度をとった
雪「(やっぱり、彼には嫌われてるな)」
まあ確かに1人くらい納得出来ない人もいるだろうし、……まさか演技を……!
雪「(……いやそんな人いないいる訳ない)」
私は冷静になるために頬を両手で叩いた
そんなこと今は気にしちゃいけない
大切なのは一つだけ、皆に迷惑をこれ以上はかけないこと
また息を吸って私は演技の顔をした
…
そうして暫くゆったりしていると
チ「出来たよ!」
雪「運ぶの手伝う!」
私も運ぶのを手伝い、料理はすぐ運び終わった
お「おー健康的、うまそ」
雪「『本当に凄い……!』」
「「「「「「「いただきます!」」」」」」」
チョロ松兄さんのご飯は健康的で美味しい、見た目も良いかといってかたよりもないので模範的だ
何より雪は暖かい空間で手料理の食事、こんなに暖かい空間のご飯は初めてでとても美味しく感じる
チ「ごめんね材料あんまなかったから……特別なの無理だった」
雪「ううんとっても美味しかった!!チョロ松兄さん最高」
チ「そう?良かった~」
すっとチョロ松は胸を撫で下ろす
お「(チョロ松兄さん?いつの間にそんな仲良く!?)」
疲れたのかチョロ松は寝転んだ
お「……あ!お風呂出来てるよ」
ト「そーなの?誰からはいる?」
チ「雪ちゃん先入ったら?」
雪「……っ!『うん!お風呂ってこっち?』」
演技がプツプツ切れてることに気づく、何故だろう
一「へぇ……」
ト「あ!シャンプーとか僕教えるよ♪」
そう言いトド松も立ち上がり雪とお風呂場へ行った
チ「!そうだおそ松兄さん」
お「ん」
チ「雪ちゃんの風呂覗いたら駄目だからね」
お「ん゛……っ(信用されてねぇ!)」
…
そして、私はお風呂にはいっている
店ちゃんのところで貰った服の中にパジャマもあった
店ちゃん予知能力者?
雪「普通あの場でパジャマ突っ込むなんて、何を思っていれたのかな店ちゃん……はぁ」
ちょっとのぼせてきたのであがることにした
余談だがこの家にはリンスがある
お母さんがいるんだから、となるだろうが実はこのリンス、トド松も使っているのだ
……しかも女性用
本当に女子力あるなと感心しながらだいたいの水分を落としお風呂からでた
その時だった
十「……えっ?!」
雪「……あ」
十四松が目の前にいた