第2章 私の隣
_________雪ちゃんのこと、考えるから…頼って」
ドクン
何かが私の中で跳ねた
鼓動が早くなる
私のために、そこまで考えてくれるんだ…!
雪「『……分かった…あの今日って因みに誰と寝るの?』」
お「あ、忘れてた!……ん〜じゃあ」
おそ松は指さした
お「一松」
一「…え?」
チ「あんまり雪ちゃんと話してないし」
一「……?!でも皆は」
ト「僕と十四松兄さんは沢山構って貰ったし、カラ松兄さんはたっぷり今日は楽しんだし…おそ松兄さんは雪ちゃん助けたりで活躍してるし、……チョロ松兄さんは……ねぇ?」
チ「(バレてたの?!もしかして聞かれてた!?)」
ト「とにかくあんまり交流深めてないでしょ?強がらなくて良いのに~一松兄さん」
一「っ……強がってなんかないし」
一松のいつもの感じが崩されたのか少しひいている
雪は嫌がっているようにみえる一松に気を利かせようとした
雪「あ、嫌ならいいよ、一応スパイだからある程度気配には気づけるし今までそうやって……っ!」
雪は演技が解けていることに気付きすぐ直す
息を吸っていつもの笑顔でにっこりとする
雪「『ね?』」
一「!……まぁ別にいいけど」
お「うし今日はこれでおっけーだな!一松ならだいたいはボコボコにできんだろ!」
一「……ん」
一松は少し照れくさそうに目をそらした
雪「『じゃあこの話は終わって……今から出かけていい?」
チ「えっなんで?」
雪「『いや、お腹減っちゃって……』」
雪は顔を真っ赤に染めた
チ「(可愛いっ!)あ、それなら今日は僕がご飯作るよ」
雪「『本当?やった!』」
ト「今日はチョロ松兄さんのご飯か~!」
お「チョロ松つくんの?栄養面考えまくるよね~」
十「チョロ松兄さん!!!??楽しみ!!」
カ「ふっ期待してるぜ、マイブラザー☆」
チ「(いっきにプレッシャーかけてきやがったコイツら!!)」
そんな中一松は考え事をしていた
一「(アイツと今日寝るのか……でも)」
一松は雪をじっとみた
一「(何でまだ俺らに?)」
雪「『なあに、一松?』」
一「いや何も……ない」
雪「『そう?今日は宜しくね』」
一松はイラっとした、なんでまだ俺達に……いや今更だけど
__演技してるんだ?
……この状況が嫌なら嫌って言えばいいのに、なんなんだよコイツ……!