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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第2章 私の隣


雪は過去を思い出してしまった

雪「あはは、ちょっと演技でも保てないというか……」

ベッド、男の人と、寝る、トラウマ

雪「違うあの人達は助けてくれて……あぁもう!」

人間不信な自分が嫌いだ
直したいのはやまやまだけど、恐怖が邪魔する


雪「早く戻らなきゃ、皆が困ってる、深呼吸……深呼吸」

すっと息を吸い、吐いた
心臓が頭に響き続ける

雪「大丈夫、落ち着いて……たとえ裏切られたって慣れてるんだから」

私は自分の恐怖心を見せないために、自分の得意の演技をちゃんとすることにした。

こんなに優しくしてもらったのは師匠以来なんだから。
でもきっと……性欲はあるだろう
だけどそれがいわゆる[普通]なんだから、逃げちゃだめだ


私は固く目を瞑り、一気に開いた


今からする演技それは[普通の私]

雪「『早く戻らないと!心配させちゃう!』」

『戻ろう、皆のもとへ』


私は皆が心配しているだろうから、早足でもとの道を歩いた



十「あっ雪ちゃん!」
雪「『十四松くん!』」

十四松は一度きょとんとしてからニッコリ笑って

十「よかった〜!無事なんだね」

と、満面の笑みを浮かべて手を握ってくれた

雪「『心配してくれてありがとう、突然ごめんね』」
十「大丈夫!!おそ松兄さんがごめんねって言ってた」
雪「…?『そっか、うん行く!』」
十「ん!」

十四松は私の手を引っ張り家の中へ連れた

ガラリ

玄関を開けると、皆が心配そうな顔で私を出迎えた

チ「あ…」

十「家の近くにいてた!」
雪「…!『ごめんね、さっきは突然飛び出て……』」
チ「いや僕らが悪いんだから……謝らないで!何もなくて良かった」
雪「…『ううん、アタシが悪い……さっきの話、いいよ』」

お「えっ」

雪「『……さっきトラウマ思い出しちゃって出ていっちゃったんだ!……もう大丈夫!』」

一「…?(何で…)」

お「本当!?…じゃなくて、ごめんな本当……
無理したりしてない?無理してるなら、正直にいってくれていい
その時はちゃんと___」
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