第16章 機転
雪「『私惚れちゃった
……だから貴方の助けになりたい』」
目をうるわせながらホストを見つめる
ホストは は? という顔のまま固まる
そしてヒジは吹き出した
ア「????いやいやお前……お前」
雪「『だめ?』」
ア「(さっきまでの絶叫とか
どこいったんだよコイツ!!!!!)」
ア「……ああ〜、ん〜……ええと〜」
雪「『勿体ぶらないでよ
……そうだ、私が仲間になれば……いい?』」
ア「……ッチ」
雪「?!」
アキラは突然雪の顎を人差し指で上げて
見つめた
ア「こうすれば、満足かよ……」
雪「……!?(え?)」
アキラが顎をかたむけた瞬間
お「……させっかぁ!!」
ア「!!……っぐは!」
おそ松の華麗なミラクルパンチ(仮)により
アキラはモロで受けてふっとばされた
ヒ「んな!そりゃねぇだろ!
……クソもう1回きど___」
ヒジが慌てて起爆装置のスイッチを入れようとする
カ「__させない」
ヒ「!!」
だがしかし、
カラ松がそれをさせない
ヒジの手首に蹴りを入れて
スイッチを離させる
ヒ「っ!」
すぐ様雪が動いてスイッチを受け止めた
ア「……はぁ、してやられたねぇ」
諦めたように笑うアキラ
ヒジは手首を手で押さえる
おそ松は高らかに笑い大きな声で
お「これが俺達の__力だ!」
言い切った。
雪「(……なんでさっき)……」
お「おい!!」
雪「うわ!?!?」
突然雪の元におそ松が飛んでくる
驚いて雪は口をパクパクした
お「バッカじゃないの!?!?」
雪「な、なにが?!」
お「お前な……ガチで心配したんだからな!
それにガチで殺されると思ったのになんだ……!
__後でちゃんと殺すから聞いてろって!」
雪「だ、だってそうでもしないとヤバかったしぃ?」
そう、
おそ松とカラ松が雪に殺されたと思ったあの時
……
お「(あぁ殺されるのか……)」
カ「……」
どっちも覚悟を決めていた
口ではあんな軽いこというけどやっぱ怖いし
後悔だって多かった
雪がおかしくなったかあ……って
諦めてたのに、
お「!?」
カ「?!」
雪は突然俺らを引き寄せて
耳を無理やりかせさせられた。
雪「__後でちゃんと殺すから聞いてて」
お「え……」
カ「な……」
殺されない?後で?