第14章 予想外の奇襲
雪「状況を変えるためだとか言ってるけど……
なんのこと?」
ア「__おぉ!いい質問するね
正解はこうだ。__こうしなきゃ皆死ぬ」
雪「……!?」
こうしなきゃ皆死ぬ!?
どういう……
戸惑っているとおそ松がイラつき
アキラ達の話をぶった斬った
お「……!何デタラメ言ってんだこのっ……」
ヒ「おい大人しくしとけ」
お「ハァ?うっせぇん__」
ア「お前がうっせぇんだよ!」
お「っぐ……!?」
雪「おそ松!
……手はださないでよ!」
ア「手を出したのはコイツだ
立場をわきまえろよ……花岡理恵?」
雪「……」
ヒ「まぁこの意味は今聞いても全くわからんだろうよ
俺はそれを知っている」
雪「さっきからわけわかんないことばっかり……
__ていうか!何を望んでるの?お前らは!」
アキラはニヤニヤしながら
待ってましたと言わんばかりに喋り出す
ア「俺達が望むこと、それは簡単だ
俺達が今から提示することを選んで欲しい
まっとりあえずその爆弾置いて」
雪「……」
ア「置け」
雪「……わかった」
雪はとりあえず時限爆弾を床に置いた
するとヒジがゆっくりとした足取りで近づいてくる
雪「……?」
ヒ「なんもしねーから心配すんな
よっと暫く黙っててね〜っと」
ガシャッ
雪「?!」
ヒジは慣れた手つきで時限爆弾から
四角い箱を取り出し捨てた
雪の横に残骸が転がる
先程まで制限時間を表示していたパネルには
エラーが浮かび上がっていた
ヒ「今からこれがお前らの
生きる保証のある時間だ」
ヒジが取り出した四角い箱は真っ白だった
そこに突然赤い数字が表示される
【00:10:00】
雪「後10分……」
ア「花岡理恵!」
雪「!!」
突然呼ばれて雪はビクリとする
ア「自分とこのビルで出会った人達をを助けたいなら」
アキラはおそ松と虫の息のカラ松を指さす
おそ松は目を見開いた
ア「2人の首を切れ」
お「な……!」
雪「え……」
ア「それかこの2人……
いやこいつらの家族皆に無事でいて欲しいなら」
アキラは時限爆弾を指さす
ア「それを抱えて落ちろ
お前が下で潰れると同時に爆発
勿論周りの人は巻き込まれる」
ヒ「制限時間10分
それ以上経つとこれが爆発
ビルの瓦礫が降り注ぎビル周辺の人は死ぬ
__お前は何も守れなくなる」
ア「さあ選べ花岡理恵!」