第14章 予想外の奇襲
お「オラァ!!」
「っがぁ!?!」
おそ松が思い切りぶん殴って助けてくれた
雪「おそ松!」
お「とりあえず前の敵!」
雪「っ!了解!」
「おいなめてるんじゃ__ってがはっ!?」
雪「なめてるのはどっちだ!」
雪も前の敵をぶん殴った
1通り蹴散らした後
雪はおそ松に相談する
雪「……本格的に諦めなきゃいけないのかな」
お「ん?何が?」
雪「……空気ぶち壊すの好きデスネー
時限爆弾のこと!」
やっとおそ松が あぁ〜 と思い出す
当の彼は少し笑いながら返した
お「仕方ないって諦めよ?」
雪「……どうしても?」
お「だって方法がわかんないんでしょ?」
雪「……わかった」
お「……?」
不満は正直あるけど仕方がないと思うしかない
お「とりあえず……早くでよう!
あ、そーいやさっき言いかけてたことって何?」
雪「え?
ああ、それは__……」
ぐらり
地面が揺れる
雪「きゃ!?」
お「うおっと!
大丈夫?」
おそ松の胸元に倒れ込む
おそ松は軽々キャッチしてくれた
……ちょっとときめいた
雪「っあ……」
お「ん?どした……の__っ!?」
ってそんなのしてる場合か!
雪「ってご、ごめんごめん!」
お「あ、ああ〜うん」
心做しかおそ松の顔が赤かった気がした
雪「ていうかさっきの揺れ、なんか変な……」
お「あたりたくないけどいやな気が〜……」
雪「っおそ松危ない!」
お「っえ!?」
どんっとおそ松を押す
2階が崩れ……瓦礫が降る
表口への道が塞がれる
雪「おそま……!!
……あ__」
お「っ雪!!」
おそ松の必死な顔
そして奥に見える一瞬見えた みんな の顔
その みんな に
警官
カラ松
眠る実森さん
__監督、マネージャー、羽場さんも見えた
雪「……なんだ皆いるじゃん」
安息した自分が確かにそこにいた
ガラガラと2階の瓦礫が降り注ぐ
あぁハメられたなこれ
確実に上にいる組織が起爆させただろなあ
……でもこれは同時に
今することが決まったのと同じこと
ニコリと雪は笑った
雪「さてと……止めに行こう
これがここへの私のできる報復だ」
黒の組織の人達が私の顔をみて少し怯えている
そんな怖い顔してる?
まあなんだっていいや
雪「私が……止める!」
『起爆まで残り50分』