第14章 予想外の奇襲
そこには眩しいくらい笑顔な大切な人がいた
……そして何故か長男も
お「やっほーカラ松!……ってあれ?
女の子も一緒じゃん!」
ミ「!?か、顔が2つ?!
それに何故花岡さんが?!雪?!」
雪「実森さっ!__あー……」
しまったなあと思いながら雪は苦笑した
オマケにフード被れてないし
お「実森?あ、もしかしてミモリン……だっけ」
雪「だっけって酷っ!
ごめんね実森ちゃん?」
ミ「あわ、わわわ???
どういうこと……花岡さん本当に花岡さ……」
だめだこりゃ……
かんっぜんに混乱してるわ……
カ「__っとりあえず!
これを外してくれないか!」
雪「そうだね!うんごめんごめん」
雪はリールガンの機能を変えて
縄をナイフで切って
針金を取だして手錠の鍵を解除した
お「さっきから思ってんだけどリールガンそんなに
機能あるならなんであの時……」
ああ確かに疑問か
あの時……それはカラ松と私が仕事帰りに
凶とかいうのに襲われた日のことだ
雪「あの時お店に寄ったから外したの1回
それでもうつけずに帰ってたからつける暇もなくて……」
お「成程なるほど」
雪はおそ松が納得したのを確認してから
実森のもとへ行き同じように手錠の鍵を解除した
ミ「あ、ありがとう……ございます」
雪「……実森ちゃんごめんね」
ミ「っえ__?」
雪は小瓶を取り出して蓋を開けハンカチに一滴垂らし
実森の鼻に当てた
ミ「ん?!んんん!!!??」
お「ちょっ雪?!」
カ「何して__」
ミ「__っ……」
実森は暫くして目を瞑り動きが止まった
雪「……よし」
カ「実森さん!?」
雪「っわ!?」
カラ松は雪を押しどけて実森のもとへ駆け寄った
カ「……よかった息はある寝てるのか
__雪なにをしたんだ?」
疑いと少しの怒りの目で雪を見る
雪は少しビクリとして目を逸らしながら口を開いた
雪「……記憶を夢だと思わせる薬」
カ「夢を……記憶に……?」
お「へ?ゆ、夢?記憶?!」
雪「……本来は毒薬なの、記憶を消してしまうから」
カ「!!じゃあ実森さんは」
雪「……大丈夫この中の液は30倍は薄めてるから
3時間前から今までの記憶を夢だと思うだけだよ」
カ「そ、そうか……ならいいんだ
すまない、その、ビックリしてな」
雪「……それが普通だと思うよ」
お「……」