第14章 予想外の奇襲
「なんだと!……!……」
「……が!……探せ!」
雪「……なんだか騒がしくなってる」
お「ひえ〜……」
雪達は黒の組織に見つからないよう
身を潜めながら少しづつ先に進んでいた
どうやら何かあったのか騒がしく
皆楽屋へ急いでいる
逃げ出したりでもしたのか?
そうして監視として配属されたであろう
黒の組織の2人のうち1人が楽屋へ急いだ
もう1人は引き続き監視をしている
雪「__おそ松、ちょっとここいてて」
お「え?あ、おう」
雪は真剣な顔でそう告げる
目の前の光景にビビりながらも
ちゃんと答えた
そういうと雪はそっと監視員の後ろへ向かい
音を立てずにそのまま
「……!?」
雪「__動かないで」
彼の首に刃物をあてた
どうやらリールガンには短刀もついているらしい
ゾクリとする
雪「……そのまま後ろへ」
「……」
雪「そう、いいこ」
お「……」
雪ちゃん怖すぎかよ
いつもの可愛い雪ちゃんどこいった?!
でもこんな雪ちゃんもうアリかも……
って俺何考えてるしっかりしろ!
雪「さてと、ここならいいかな
__ごめんね」
「?!__んぐっ!?」
雪はさっと彼の口を手で覆い
バチッと音がしたかと思いきや
気づけば彼は気を失っていた
雪「よし……と、おそ松きて」
お「こ、殺した!?」
雪「声抑えて!」
お「……ハイ」
雪はそのまま抱えた彼をねかせて
トランシーバーをとった
お「それ……」
雪「これ取っといたら盗聴しなくてもいいでしょ?
……まあ盗聴器持ってきてなかったけどさ」
はははと苦笑いしながら彼女は笑う
お「もしかしてそれの為に……」
雪「まあ、7割それかな
残りはこれを__お、着てた着てた」
雪はしめしめと笑ながら目的の物をとった
__防弾チョッキだ
雪「はいこれおそ松」
お「っえ?俺?」
雪「そらそうでしょ」
雪は首を傾げる
お「でも雪ちゃんは……」
雪「私流石にこれは着れないよー
サイズ大きいし」
だとしても雪が着ないで
俺が着るって男としてどうなんだ俺……
雪「大丈夫、私ちゃんと着てるから
ほら、もしもの為に!」
お「……ウィッス」
まあ着てるのならいいか……
俺はなんだかかっこ悪いなあと自責の念を
感じながら受け取り着ることにした
雪「よしと!コイツはここに隠しておいて……
さて行こう!」