第14章 予想外の奇襲
この状況、
倒しても援軍が呼ばれるのも見込んで……
__流石に俺1人だとしてもキツイ
それに俺も実森さんも殺されないとは限らない
雪は殺されないことは確証されているから
それに雪自体も強いから俺も背中を任せれるが
実森さんはそんなの関係ない。
俺はきっと問答無用に殺される
なんてったって雪を匿っているのだから
そんな俺が重装備をした彼らに立ち向かったところで
撃たれ、または斬られて……
ご察しだ
カ「くそ……どうすればいい?考えろ、考えろ俺……」
頭を抱え考え続ける彼の姿を見て
実森はやるせなさに悔しさを感じていた
ミ「カラ松さん……
__きゃあ?!」
その時、黒の組織の1人が
実森を後ろから襲い
腕で拘束した
捕まえた
カ「っ?!__なっ!」
しまったとカラ松が後悔するのを
ただただ機械的に黒の組織は
「松野カラ松、発見その他女優1人見つけました」
とトランシーバーに伝える
カ「!……くそ……」
気づけばカラ松も実森も組織に囲まれていた
……逃げ場はない
「手をあげろ!」
瞬間皆がカラ松と実森に銃を向ける
実森がそれに恐ろしさで叫んだ
「おいお前!叫ぶな!」
ミ「あ、ああ……!」
「それ以上叫ぶと……!」
カ「やめろ!その子は何も悪くない!無関係だ!」
「?無関係なら何故ともに逃げていた」
カ「……見捨てるのが普通だとでも思うのか_?!」
「……」
狂ってる……!
カ「ともかく!撃つなら俺にしろ!
そしてその子を解放しろ!」
「……それは出来ないな、こちらにも任務がある」
ミ「ひ……!」
ガチャリと組織は実森のこめかみに銃を当てた
実森は怖さのあまり涙がでる
カ「おい!ガールに脅しなんて……!」
「松野カラ松、そう思うなら我々に従え」
カ「っ……く……」
カラ松は両手をあげ黒の組織達に従い動くことにした
ミ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
カ「……実森さんのせいじゃない」
ミ「ごめんなさい……」
カ「……っ」
「ついてこい!」
カ「クソが……!」
何よりも、何も出来ない
従うしか出来ない
こんな俺に一番腹が立った