第14章 予想外の奇襲
雪「よし……これでオッケー」
お「……ねぇ本気?これ本気なの?」
外はテロについてで大騒ぎの中
静まり返った風の音すら聞こえるビルの上で
私達はひそひそと話していた
雪「仕方がないでしょ?……こうするしかないじゃん」
お「で、でも〜これミスったら……
奈落……」
そんなことお構い無しに雪はリールガンを
目的の窓へ向けた
雪「大丈夫、この服
写真や動画をとられても反射力が強いから
モヤになって映るだけだもん」
お「そういうことじゃっ……!」
雪「この服黒の組織から奪っといて良かった〜」
お「無視!?」
雪「あ、盗んだのはね?この前襲われた時__」
お「そんなこと話してる場合なの?!」
雪「あ、そっかそうだよね!じゃあ……」
お「あっ待ってやっぱりあの……
俺心の準備が__ってああああああああ!?」
雪「いっけええええ!!」
雪達は窓を割り突撃した
そんな雪達を見逃さずアナウンサーは
しっかりと伝えようとする
「テロ組織は一体何のために__
__あれは!?」
カメラマンも驚き映そうとするが
白いモヤにしかならず
戸惑う
「なんで映らないんだ!?あれは?!」
そんなこともお構い無しに雪達は室内に入り込む
そのまま壁にぶつかった
雪「きゃ!」
お「うぐ!?」
リールガンはリールを吸い込んだかと思いきや
カチリとなり止まった
雪「……成功した…」
お「え あ〜、そうだな」
ともかく成功したのだから
早くカラ松を助けて脱出しなきゃ
雪「おそ松!フード深くかぶって!」
お「お、おう!」
さっき盗聴していた時に
スナイパーだとか聞こえたし、
隣りのビルから狙ってるのかもしれないし
雪「早くここから離れよう!」
お「え?あ……ああって待って!」
雪達はとりあえずカラ松がいるであろう
楽屋へと向かった
…
カ「っ……くそ、ここにも人が……」
ミ「この道も監視されてる……」
一方カラ松達は
とにかくここから出ようと必死だった
だがしかし、どの道も確実に黒の組織がいる
何回隠れてやり過ごしても、
最後の道に隠れてやり過ごせない人数がいるのだ
カ「やはり……戦うしかないのか?」
だが……正直、
ミ「……?」
実森さんを守れる自信は正直……ない
確かに学生時代俺は自分で言うのもなんだが
強かった
だが……