第14章 予想外の奇襲
雪「まあとにかく……
家で待機するチョロ松兄さん達は家から出ないこと
もしもの時はちゃんと守るんだよ!
チョロ松兄さん!」
チョロ松はえ と吐露し、
数秒後力強く返事をした
チ「わかった!」
お「本当にわかってんの?
でも……ちゃーんと守れよな?チョロシコスキー?」
チ「はあ!?……ッンの……」
にししと笑う兄が今から戦うとは到底見えない
こいつで本当に大丈夫だろうかと
考えてしまうくらいだ
だけど
チ「でも……絶対無事で帰ってこいよ兄さん
尊敬してるから」
お「……!わかってる」
ふと笑みを浮かべる兄に、
いつもの呆れと……少しの安堵を感じた
一「ッチ……あんのクソ松……」
貧乏ゆすりをしながら窓を見つめる一松のもとに
トド松がニヤニヤしながら近づく
ト「どーせそう言いながら一番心配してるんでしょ?」
は、 といいながら一松は振り返った
一「__っはぁ?!
ンわけあるかよクソがッ!」
ト「ちょっ痛い!叩かないでよ!」
一松はトド松をベシベシ叩くというより
もはや殴っていた
十四松がそれをみてすぐさま駆け寄る
十「仲がよろしいでんなぁ〜アハハ!」
一松に合わせて十四松もトド松をポコポコ叩いた
ト「ちょっ十四松兄さんまで叩かないでよ!」
……
___中継です!
未だテロ組織は__
一方、おそ松はテレビに映る光景をみて
言葉を漏らした
お「カラ松……」
雪「意外、あのおそ松が弟を心配してる」
その横にひょこりと雪は並ぶ
おそ松はしまったと言わんばかりに口を手で覆った
お「っうるせ!まっどーせアイツなら無事だろ!
__でも度を超えたお人好しだから……
兄ちゃんがちゃんとしないとな」
おそ松は二カリと微笑んだ
こんな顔もするんだ と少し見惚れる
お「ん?なにそんな見つめて
意外な一面に惚れた?」
但し台無しにするのは変わってない
雪「なーわけあるか!
そんな場合じゃないでしょ!」
プイっとそっぽ向いて玄関へ向かった
お「えーちょっとくらい……
ちょっ置いてくなよ!」
おそ松は雪を追いかけ慌てて向かった
雪は一瞬振り向きチョロ松達の方を向いて
手を振り微笑んだ
チ「……!うん」
おそ松はその光景をみて少し嫉妬しながら
雪をまた追いかけた