第14章 予想外の奇襲
困惑する俺をおいて監督はニヤニヤする
監「いやだから、おされてたでしょ?
あのミモリンに!」
カ「うぐっ……それは」
この人何気見てたのかっ……!
恐ろしい
監「大丈夫大丈夫言わないって誰にも!
俺だってカラ松くんが理恵ちゃん狙ってること知ってるよ?」
カ「っ!?」
監「いやあ親友なんでしょ?惚れてるでしょどうせ?」
カ「何故っ」
監「嘘ヘタクソだねぇ墓穴だよそれ」
カ「っんんん!」
何も言えない。
墓穴だ本当。気をつけよう。
監「くっくっくっ……頑張れよ?カラ松くん」
カ「っ何がですか?」
監「理恵ちゃん狙うってことは敵は大量なんだから」
カ「……!」
そうだった、迂闊だった。
理恵……いや雪を思うということは……
雪だけじゃない、理恵を思う人を相手にすることを……!
監「……ってことでまあそんなこと置いといて!
今日は1発、だしてね?」
カ「……最善を尽くします」
俺は現実の重さを受け、仕事に専念した。
…
雪「__よっと!やっと出来た〜」
お「すっげえもう9-2クリアしてんの?!」
一方雪達は、スマホのガンアクションゲームで
競い合いをしていた
チ「ぐ……まだ僕でも8-4なのに!」
お「はあ?!俺でも6-3なのに?!」
チ「くそ〜なんでそこまで出来るんだっ……!?」
そう言いながらチョロ松は目をかっぴらけて
必死にタップしていた
十「(あ、もしもカラ松兄さんなら今ここで……)」
十四松は思いつき、手で作った銃口をこめかみにあてる
それを不思議そうに雪は見ていた
十「__バーンッ!」
__ドンッ
一斉に皆とある方向に振り向く
音が鳴った先は__
雪「……今の…………爆発音……」
お「……あ…明らかおかしい音じゃね?」
ト「ひえ〜っ怖いいっっ!」
十「!?!?」
一「なんか、やな予感が__」
「___速報です!」
今度はテレビの方に皆振り返った
先程までしていたバラエティ番組は消え、
緊急ニュースになっている。
一松のやな予感はピタリと合っていた
「ルジテレビ局に何者かが__テロ攻撃をし……!」
ルジテレビ局、その局は
雪「……カラ松が危ない!!!」
チ「え?」
雪「あたしとカラ松の今の映画の収録場所、ここなの!!
___今日もカラ松ここにいる!!」