第12章 染まりゆく私は。*
ト「入ってこないからドアの前ですませてるかと思ったよ〜シコ松兄さん♡」
チ「その呼び方やめろ!……なんで呼んだんだよ」
トド松は嘲笑しながらチョロ松を見つめる
チョロ松はトド松を少し睨んだ。
ト「だって、言ったでしょ?早くこないと食べちゃうって、意気地無し兄さんは悩んで入ってこないから呼んだんだよ」
チ「なんだよそれ……食べてるとこみてろってこと?」
雪「……」
雪はどうしたらよいのかわからず黙っていた。
ト「あ〜それ面白いね、でも僕、もっと面白いこと思いついたんだよね」
雪「?」
チ「何、面白いことって」
チョロ松のことを無視してトド松は雪に囁いた。
ト「……雪ちゃん、チョロ松兄さんに触られても許せる?」
雪「触られるって何……?」
ト「ふふ、とぼけないで?……犯されてもいいかな?」
雪「おか……?!///__」
トド松の顔が見てられずチラリとチョロ松兄さんをみる
チョロ松兄さんは少し身構えた様な感じだった。
でも目が合った瞬間、チョロ松兄さんは少し申し訳なさそうな顔をした。
__兄さんと、ヤルってこと。
それがどれだけのことか、わかる。
……私はこんなにポンポンやってしまってもいいの?
普通はダメだけど__でも、
好きな思いを受け止めずに留めておいてその上危険な目に合わせていて……
人のコトくらいには付き合わなきゃいけないな。
でも私のこと好きでもないのにチョロ松兄さんはどうなんだろう
目をそらした。
ト「どーする?雪ちゃん?」
雪「っ……私は、その、……それよりチョロ松兄さんが……」
ト「……!ふふふ、こんな時まで兄さんの心配するの?可愛くて親切だなぁ雪ちゃん……わかった」
雪「?!」
突然、トド松は雪の後ろに回って雪の腕を後ろにしきゅっと手を掴み縛った
チ「……?!ちょ、トド松雪ちゃんに何する気___」
ト「一緒に食べちゃおうよ、兄さん?」
チ「え……?」
にこりと妖艶に笑みを浮かべトド松は誘った。
チョロ松と雪はぽかんとし、顔を赤くした。
チ「なっ……///」
雪「へ……///」
ト「顔赤くし合わないでよ〜♡ふふ、どーせなら2人で食べちゃってどっちがいいか雪ちゃんに決めて貰おうよ?ね?♡」
チ「っ……でも雪ちゃんが」
ト「あはっ本当兄さんチェリーすぎ〜かっこつけないで本音だしたらいいのに?」
チ「……く」