第12章 染まりゆく私は。*
ト「__っふう~やぁっと雪ちゃんと二人きりになれたね」
雪「…な」
気づけばトド松に引かれ二階に来ていた。
普通はこれからどうなるんだろとか考えるべき……だけど
置いてしまったチョロ松はどうなったんだろうとか考える
私を何故誘ったんだろ……?真っ赤だったし……
ト「……つまんない」
雪「えっ?」ビクッ
…どさり
凄く、冷徹な目で、トド松は私を見下ろしていた
私はトド松に覆い被されている。
ト「……ねぇ、なんで雪ちゃんはどこかへ行っちゃうの?」
雪「?、私はどこにも行ってないよ?トドま__」
ト「行ってる!」
雪「?!」
いきなり怒鳴るトド松に雪はビクりとした。
ト「……じゃあ何で、僕のこと、愛してくれないの」
雪「!、それは……わからないのはダメだと思って……」
ト「本当に?」
雪「え?……」
本当にそうのはずなのに。
何故か私は疑問で返してしまった。
ト「……僕寂しいよ?雪ちゃん。」
可愛い顔で、切ない声で、トド松はいう。
きゅっと手を握られた。
雪「トド松……んむっ?!」
ト「んっ」
途端、甘ったるいキスがくる。
驚いて雪は目を見開いた。
雪「んむぅ……はぁっ」
ト「えへへ、本当に好き。甘くて好きだよ、雪ちゃんのキス」
雪「はぁ……はぁ……甘いのはトド松だっ__」
トド松はにっこり微笑み雪の手を引いて起こさせた。
雪「……?」
ト「あはっ可愛い顔、ふやけてる」
雪「!///、んなわけないっ__て、ひゃん?!///」
トド松はするりと雪の首をなぞった
雪は声を出してビクりと体を揺らす。
ト「ふふ、疲れてるのに感じるんだ?」
雪「んなの関係ない……ひぅっ」
ト「ふふ、耳弱いねぇ」
トド松はするすると雪の耳を撫でた
撫でられてるだけでこんなに感じるなんて__
雪「やめて、撫でないで、うぅ、あぁ!」
ト「本当に可愛い……舐めていい?」
雪「……そんな顔で言われたら、断れないよ」
ト「っ……あぁもう、本当に可愛い、__ていうか」
雪「……?」
突然、トド松は止まりドアのほうを向いた
雪「どうしたの……トド松?」
ト「……もう食べごろなのにまだ入ってこないの?
______チョロ松兄さん?」
雪「え……」
そうトド松がいうと、きい……と音をたててドアが開いた
チ「っ__///」
雪「チョロ松……兄さん」