第2章 私の隣
実は店ちゃんは今回だけでは無く、いつも惚れたカップルにはサービスをしているのだ
店「やだなぁアルバイトちゃん!私はそれでも特に可愛くて良いこにするのよ?それに雪ちゃんは専属モデルだから当然よ!」
ア「だからって……店長キレるんじゃ」
店「アルバイトちゃん残念だけど、これ一番最初にしたの店長よ」
ア「……もういいです」
アルバイトは呆れ相手にするのを辞めた
店「さてカラ松くん上手くいくかしら……ふふっ♪」
…
雪「凄!皆カラ松にクギ付けだよ!」
カ「フッ流石perfectカラ松!やはり罪だ……!」
さっきまで歩いていた道がどこへやら
カラ松は女の子の視線を独り占めしていた
服装って素晴らしい、そう思っていると
カ「ふっ俺の美貌に酔いしれているっ!」
__痛い。雪は確信した。
「やだあの人カッコいい!」「お洒落〜!」
「素敵なカップル〜二人とも芸能人になれそう!」
黄色い声がちらほら聞こえた
雪「ハハハ芸能人なんだけどね」
カ「カラ松ガールの声が止まないな♪」
雪「上機嫌だねぇ、でも良かった」
内心雪はホッとし胸を撫で下ろした
カ「ああ本当によか……ん?」
突然カラ松は動きを止め、雪はぶつかってしまった
雪「わっ!?カラ松急に__」
カ「出来るだけ顔を隠してくれ、雪ちゃん」
雪「え?」
カ「ちょっと人気者になりすぎたな……」
辺りを見回すと、人だかりが出来ていた
気づいた雪はすぐさま顔を隠す
「芸能人じゃない?」「あの服装……Maar?」
「あの体型一般人レベルじゃないでしょ」「だよね?男の方は_」
「桐原くんとか?」「七原波でしょ!」
……花岡理恵とはバレてないようだが、芸能人だと確信されてる
カ「流石perfectカラま__」
雪「カッコつけてる場合じゃないよ!」
カ「……そうだな、愛の逃避行といこうじゃないか!」
雪「え?……って、わ?!」
カラ松は雪の腕を引き人だかりを抜けた
何人もの人が2人を追いかけた
…
……なんとか巻けたみたいだ、カラ松らは物陰に身を隠した
カ「よしここなら……!雪ちゃん大丈夫か?」
雪「けほ……っうん!大丈夫」
カ「良かった、だが__」
とりあえず家のすぐそこまではこれたのだが、連中もまた近くにいて出れない
カ「暫く待機しかないか……」
雪「うん、そうだね」