第2章 私の隣
カラ松は固まってしまった
こういうのは一切慣れておらずパニックになっていたのだ、だが結局素直にカラ松は選んだのだった
カ「雪ちゃんに似合うのは……」
試行錯誤する、だがカラ松はハッとする
カ「ダメだ!どれも似合う、いや似合わないわけがないじゃないか!」
店「あらあら本当良い男連れてきたのね、店ちゃん感動……でもね女の子は選んでもらったほうが嬉しいのよ?」
カ「なっ……じゃあ__」
カラ松が選んだのは雪の結晶のネックレスだった。
男性用は黒っぽくて、女性用は薄いピンク
……まさしく『雪』である
店「ふふっこれね?じゃあこっちは今かけてあげる!」
店ちゃんはカラ松が何かを言う前にカラ松の首にネックレスをつけた。キラキラときらめいている
カ「あ……」
店「カラ松くん、こっちは雪ちゃんに直接渡してあげて?」
カ「えっ?!」
店ちゃんはカラ松にネックレスを渡してパチリとウインクをしてみせた。
カラ松は何故!?と言いたげな表情を浮かべる
店「ふふふ、雪ちゃんと君応援するわ!泣かせちゃいやだからね?」
店ちゃんはまたウインクをして去っていった
カ「どういう意味だ?それにこれを俺が……」
カラ松は雪に渡すネックレスを見つめ自分のと比べあってみた
……キラキラと光っている
雪がこれをつけているところを想像すると胸がキュンとした
……って今俺__?!
カ「な、今まだ会って間もないのに俺は何を」
こんなこと初めてだ、おかしい、俺は一体……
雪「__カラ松くん!」
カ「って雪ちゃんっ?!」
カラ松はとっさにネックレスを隠してしまった
雪「結局服たくさん貰っちゃった〜……まあ正直助かるんだけどね」
えへへと雪は笑ってみせた
カ「っ……!(可愛い!)」
雪「じゃあ帰って皆にカラ松くんの姿、自慢しよっか!」
カ「そうだなっ……!このperfectな俺をbrotherに見せなければ」
雪「よし決まり、帰ろう!」
カラ松は後ろに隠していたネックレスをポッケにいれ店から出ることにした
店「ありがとうございましたー!……ふっふっふ」
アルバイトちゃんが隣でため息をついた
「店ちゃん……またしたんですね」
店「なんのことかしら?」
「いつもカップルにサービスしまくってるじゃないですか!」
店「いやぁね、あの子達はそれ以上に……特別よ」