第11章 それは突然に
雪は自分自身がブチギレて黒のヤツらを瞬で倒した辺りから記憶が無かった。
六つ子も雪も皆がいる場所でカラ松からことの過程を聞いた。
カラ松以外の六つ子達も雪も真剣に聞いていた。
カ「__で、雪がまるで雪じゃ無くなっていた所、ブラザー達が止めてくれたんだ。そして、あの屑野郎もブラザー達が」
お「ちゃーんとしばいておいたぜ!トラウマ植え付けたかもな〜♪」
雪「(一体どんなしばきを……)そっか、ありがとう。皆……」
こんなの余裕だよ。と皆、にっこり笑った。
チ「ていうかもっとしても良かったくらいだよ。」
ト「ていうか本当に最低だよね!雪ちゃんの気持ち考えないでいきなりフィアンセだとか……しかも好きなのにスタンガンだよ!?」
カ「流石に好きな奴にスタンガンはアウトだろ……傷つけるのはな」
ト「でも僕が言える話じゃないか。雪ちゃん僕がスタンガンしたのは本当にごめんね?ああしなきゃ止めれない感じだったから……」
雪「いいよいいよ、……ああしなきゃ止められないよ。私でもわかるから。」
ト「本当にごめんね?」
雪「なんか、カラ松が傷ついてなんで私は無事なんだって考えてたら自分の中で何か切れて……気づいたら銃口向けてて」
カ「雪……」
一「まぁ、撃ってたとしても黒の奴から銃奪って気づいたら撃ってたとか言えばまぁ正当防衛になるだろ……何人も男に銃口向けられてたわけだし。」
お「でも必要ないだろねぇ〜全部のばしたし、雪ちゃんならねぇ」
雪「あはは……自分自身わけわかんないけどね」
でも雪自身、精神的に苦痛を受けたのは事実。
雪は凶のこと、今までの似たようなことがフラッシュバックした。
「フィアンセ」
「ボクのもの。」
__全部、殺しにきていること。
そして、相手は殺されていたこと。
雪「……なんで今回は」
チ「?どうしたの、雪ちゃん」
雪「いつもなら……あんな人達は皆……黒のヤツらのオジサンに殺されていたの。ああいうの本当に大嫌いだから。」
オジサンから送られてきた手紙を思い出す。
師匠のこともでてきて泣きそうになった。
雪「__でも今回は殺されるどころか、肩を持って協力していた。」
十「肩を持つの?」
ト「違うよそういう意味じゃないよ十四松兄さん。」
カ「意向が変わったのか……?」
お「だとしてもなんだか変だよな」
皆がうーんと頭を抱え込む