第11章 それは突然に
雪「……私をあんまり怒らせないで」
「?!」ゾクッ
黒の奴らは1歩下がる
相手は背が自身より低いのに……まるで見下ろされているようだ。
そのスキを見逃さずに雪は弱い足を回し蹴りで崩す。
一匹倒れかけたところを銃で首元を殴った
雪「いち……」
気絶した黒を押して次の黒、次の黒……と次々に素早く気絶させていく
「は、早い……!」
雪「邪魔」
ブチギレた雪はいつもより行動が早く瞬で倒していく
__だが、1人も拳銃で撃ったりせず、殺していない。
カ「……すごい」
凶「んな……なんでだ……なんで?!」
雪「はぁ……はぁ……」
目が真っ黒に染まりまるで今にでも誰かを殺そうなオーラをだしている
凶「理恵ちゃんがなんで……!」
雪「……うるさいなぁ」
凶「ひっ」
ゆらりと揺れながら雪は拳銃を凶へ向ける
雪「アンタのせいで……他人まで傷ついた……!」
凶「ひえっやめてくれっ!」
雪「アンタが……!」
大量の敵を相手に疲れで理性を無くして雪は今にも撃ちそうだった
その時。
……バチバチィッ!
雪「……え?」
くらりと世界が暗転した。
その時、微かに見えたのは
ト「ごめんね……雪ちゃん、落ち着いててね」
雪「……トド松?」
声にちゃんと出す前に、世界が真っ黒になった。
……
ト「ごめんね、雪ちゃん……落ち着いててね。」
バチバチとなるスタンガンの電池を抜きぶっ壊してトド松は放り投げた。
……そう皆が来たのだ。
つづいてぞろぞろと人が溢れてくる。
十「うえ!?すっげ!死体だらけだ!!」
ト「死体じゃないよ十四松兄さん、気絶してるんだよ」
お「これ全部雪ちゃんがやったの?!えっぐー」
カ「ぶ、ブラザーたち……」
チ「雪ちゃん達がなかなか帰ってこないと思えば、まさか戦ってただなんて……本当心配したからな!」
一「おいクソ松……コイツが元凶?」
凶「ひっひいいい!!だ、誰だよお前ら!!痛い!踏まないでよぉ」
舌打ちをしながら一松はキツくぐりぐりと凶の腹を踏みにじる
カ「……あぁ、すまない。俺が守れなかったばかりに……」
お「たぁ〜く、カラ松お前助けくらい呼べよ〜?俺達が寝てたらヤバかったぜ?」
そういいおそ松は凶を指さした。
お「危うく殺されそうだったね〜クソ豚野郎♪」
凶「はぁ!?ぶ、豚っておい!」
お「あ゛?」