第11章 それは突然に
雪「___あー楽しみ!」
カ「皆の顔がか?」
雪「勿論!……喜んでくれたらいいね」
カ「喜ぶさ、きっと、とにかく早く帰らないとな」
帰り道、私は皆が起きているか確かめてみたところ、ばっちり起きていた。
グループで皆が
お<カラ松ばっか渡せねぇよ!)
ト<本当!もうカラ松兄さん思い通りにならないからね!)
チ<カラ松がいたとしても心配だから早くね!)
そんなLINNEでいっぱいでカラ松がさっきまで苦笑いしていた。
雪「本当もー最近夜遅くまで仕事あって他の皆に会えてないからって必死すぎだよねー……?」
カ「……」
雪「?……」
さっきからおかしい。
カラ松はさっきから私を急かしたり、周りをキョロキョロ見ている。何かあったのだろうか?
雪「……カラ松?」
カ「…………っ!どうした?雪?」
雪「あ、いやごめん……呼んでみただけ。さっきから様子おかしいし」
カ「……ああ、そうか?」
にこりとカラ松は微笑むがやはり何かおかしい。
どこかぎこちない……
もしかしてさっき羽葉アキラといたの、見られたのかな……?
雪「あのね、カラ松___」
カ「!!避けろ!雪!!!」グイッ
雪「?!」
バチバチィッ
カラ松に抱き寄せられ私は気づけばカラ松の胸元にいた。
……そして、真横から閃光の音がなった。
?「あーぁあ、もう少しだったのになぁ〜」
不気味な声が聞こえる。
もう少し?……後をつけてきていたのか?
雪「兎にも角にも……貴方は誰ですか?」
?「え?ボク?ぐへへ……君のフィアンセだよ。」
スタンガンをもってにっこりと不気味な笑みを浮かべる
ゾッとした。
カ「おい、彼女を怖がらせるな。」
?「はあ〜?邪魔ばっかしてんのはお前だろ?さっきからずっと……雪ちゃんをつけてたのに、お前が邪魔な場所に何度も何度も……」
雪「?、カラ松、邪魔なっ……て」
カ「すまない、雪。実はさっき……いや撮影していた時からずっと気配を感じていてな。それで探っていたんだ。だが雪には楽しんで貰いたくて言えなかった……」
雪「……カラ松」
気配に私が気づけなかったんだ……
それをカラ松は……
?「ボクをほって話さないでくれるぅ?……ねぇねぇ、理恵ちゃんそんなやつやめてこっちへおいでよぉ」
ぐふふ……そういいながら彼はスタンガンを起動させた
雪「お断り。」