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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第11章 それは突然に



雪「か、可愛い〜!あ、これも!わあ〜!!」

これがかの有名な伝説のアイドルなのだろうか
それぐらい普通の、ノーマルの、平凡な、女子になっている。

鮮やかな鞄や綺麗な財布をまるで宝石のような目で雪はショーケースにべったりとはりついて見ていた。

カ「フッ、寄り道と言われて少し覚悟はしていたが……成程、ウィンドウショッピングしたかったのか」
雪「え?……あー、そんなことどっかの女優さんが言ってたなぁ」

……まあ言うことは物凄く次元が違うようだが。
いや、俺も一応同じ次元なのか?フッ慣れなければな。

雪「ねえねえちょっとだけお店入っていい?ねー?」
カ「お安い御用だハニー」
雪「やった!……ってハニーじゃない!」

俺は雪のいうお店について行ってみることにした


カランカラン……

まるで喫茶店のようなドアを開けたら鳴るベル。
その音のあとに店員さんの声が響いた

中には可愛い猫の置物や子犬のマスコットなど思わず撫でてしまうくらい可愛いものが沢山ある

雪はそんな商品を見て、可愛さに悶えていた

カ「(……雪の反応のほうがよっぽど可愛い)」
雪「わあ可愛い……!これも、あれも……!」

目をぴかぴかさせながらいろんな商品をみる雪はまるで遊園地にきた女の子のようだった。

そんな雪を見つめていると雪が

雪「あっ」

と声を漏らしたのでどうした?と聞いてみた

雪「これ、みて!」
カ「ん?なになに……!」

そこには、赤、青、緑、紫、黄、桃、そして透明の綺麗な石が入ったピンキーリングがあった。

……ちょうど六つ子カラーだ。

雪「みんなの色のピンキーリング……なんか凄いでしょ?」
カ「ふむ、確かに運命を感じるな」

そこに店員さんがきてにっこりと対応してくれた

「そのピンキーリング、最近とっても人気になっていまして、それをつけていると幸せになれるというジンクスがあるんですよ」

幸せ……

雪「へ〜、幸せになれる……か」
カ「素敵なジンクスだな」
雪「……」
カ「……?雪?」

すると雪はいきなりカラ松のほうを向いて真剣な顔で見てきた
びっくりして目を点にし固まる。

雪「__カラ松!小指だして!」
カ「え?」
雪「ほらいいから!」

何も言わせず雪はカラ松の手をとってピンキーリングをはめた

カ「!」
雪「……うん、似合ってる。カラ松、お揃い、しよっか」
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