第2章 私の隣
…
雪 店「「できた!」」
服を着させたカラ松を鏡の前に立たせた
カ「なっこれが俺……!?」
よしすっごい驚いてる
最初はカラ松には失礼だが革ジャンに髑髏のベルト サングラス
__正直ダサかった
だが今はそれとは全く違うコーデとなり先程とは大違いだ。何より
カ「これが秘められた俺の力っ……罪だ!」
彼がそれを一番証明している。コーデをした私でさえ
雪「かっこいい……」
言葉が漏れるほどだった
カ「本当か!雪ちゃん!」
雪「ほんとにかっこいい……」
カ「そ、そんな言われると照れるな雪ちゃん……」
雪「っあ声に出て__?!」
ぎゅっと手で口を押える、もう遅いのだけれど
途端カラ松と雪はボッと顔を赤く染めた
店「(…なるほど、面白い)」
それを見た店ちゃんはニヤリとした
店「あ、そうそう雪ちゃん新作なかなかいいのよ見てって!」
雪「!本当、じゃあ遠慮なく」
雪が他の服を見に行ったのを見計らって
店ちゃんはカラ松に近づいた
店「なかなかイケてるわね?君」
カ「うおっ?!あ、どうも……」
店「(少しお手伝いしましょうか)アルバイトちゃん!」
「はーいなんですか?」
店「このパーカー袋につめちゃって」
雪「え!?それ俺の服__!」
店「その服来て帰って!イイモン見せてくれたお礼よ♡」
そこへ雪がぎょっとしてとんでくる
雪「何してるの?!店ちゃん流石に払うよ!?」
店「もういいじゃない♡」
雪「それ何回目?!ってこの服可愛い〜!」
雪は新たな服に気を取られまた行ってしまった
店「計画通り♡ねぇカラ松くん」
カ「!?あ、その」
店「店ちゃんって呼んでよ♪女慣れしてないのね?」
店ちゃんはカラ松のほっぺをつついた
カ「!?んおっ何でひゅかやめへくらひゃ……」
すると突然店ちゃんはカップル用のペアネックレスを何個も出しカラ松に見せた。
驚くカラ松を無視して店ちゃんは喋りだす
店「雪ちゃんとのお揃い、決めちゃいましょう?」
カ「?!俺達はそもそも……!」
どれもラブラブ感が滲み出ている
店ちゃんは聞く耳持たず。ネックレスを紹介していく
店「ほらこれとかも綺麗だし〜」
カ「ま、待ってくれ俺達は付き合ってない!それに雪ちゃんとは会ったばかりで」
店「こらっ何照れてるのっ!ほら選んで?雪ちゃんに似合うのは?あるよね?」