第2章 私の隣
……そして今に至るというわけだ
カ「トップ女優に褒められる俺……フッ」
雪「いやもう本当凄かったよ〜」
褒める度に輝くカラ松の瞳は
宝石のようだった
雪「あ、ねえカラ松くんお願いごとしていい?」
カ「え?」
雪「ちょっとだけ、付き合って欲しいんだ」
カ「__え?!」
顔を真っ赤にしてカラ松は慌て始めた
独り言を話す彼を無視し雪は続けて話す
雪「服を買いに行きたいの!」
カ「そうか服を買いに__って服?!」
驚くカラ松に対して雪は歓喜の目で見つめる
ピカピカマークが見えそうなくらいだ
カラ松はここで付き合うの言葉の意味について
やっと気づく
カ「オウ成程そっちかそっち……ステーイステーイ」
キョトンとし首を傾げ雪は
数秒後話を続けた
雪「?……まあ行きたいお店があるんだ!
お礼はちゃんとするから!ね?」
カ「お、お礼なんてそんな……っ!」
カラ松の胸が跳ねる
雪は背が低めだ
甘える姿は自然と上目遣いになる
可愛さはいつもの数倍にもなるのだ
当然彼もその目に心を奪われた
カ「い、行こう」
目をそらして彼は呟いた
雪の目が一層輝く
雪「やった!こっちだよ!」
カ「了解……っあ!」
雪はカラ松を引っ張りそこへへ向かった
__カラ松の手を掴んで
カ「……ずるい」
…
雪「流石ここは素晴らしい!」
カ「これは……!」
目的の場所に着き入る
店名は Goods and awesome
種類も豊富で大人気なのだ
店「いらっしゃいませ!って雪ちゃん!」
雪「店ちゃん!」
カ「おい雪__」
雪「ここは大丈夫!専属モデルしてるから!」
店「あら雪ちゃん彼氏?」
雪「違う友達!」
即否定する雪にカラ松は少し胸を痛めた
店「あらそうなの?イイ男じゃない!名前は?」
カ「ま、松野カラ松です」
__見栄っ張りはどこにいったんだか
店「素敵な名前ね!ね?雪ちゃん」
雪「うん!……あ今日はカラ松くんの服見に来たの!」
カ「えっ?」
店「確かに他の服もみたいわ」
カ「え」
店ちゃんも察したようだ
カラ松は気づいていない
雪「そこでお願い
カラ松くんのコーディネート手伝って!」
カ「雪ちゃん!?」
暫く静かな空気が流れた
そして
店「……のったわ!やっちゃいましょ!カラ松くんこっち!」
カ「うお!?」
そして数分後……