第10章 俺のこと見てよ*
おそ松がそう聞くと一松は少し間をあけてから
一「……最ッ……高」
そう告げた
お「……!」
そう聞き彼らは生唾を飲む
十「ッゲェ!いいないいなー!!」
ト「キスであんなに甘いんだもん……いいなぁ」
カ「そうか……」
若干苦笑いをしながらカラ松は麦茶を啜った
チ「ほんと凄いよね、童貞卒業か一松……」
お「はぁ先こされて悲しい〜
正直一松猫にしか興味ないと思ってた」
一「それどういう意味」
お「いやだって一松床下のアレ__」
一「……殺すぞクソ長男」
お「……へ~い」
手慣れたように
おそ松は一松の睨みを流した
ト「さて次はどっちが雪ちゃんと__」
お「え?俺でしょ」
即答で答える長男に若干トド松はひいた
一「いや案外最後じゃないの?おそ松兄さん」
十「あのチョロシコスキーが先にすんの?」
チ「その呼び名でやめろ!!」
十四松に怒鳴るチョロ松を横目に
余裕がある態度でおそ松が語り始める
お「俺カリスマだよ??人間国宝だよ??
長男の俺がシコ松に抜かされるとか」
嘲笑しながらいうおそ松にチョロ松はキレる
チ「アンタみたいなクズに言われんの
すげえムカつく!__デリカシーも無いくせに」
おそ松も引っかかる言葉があったのか
眉間にシワを寄せながら返す
お「はあ?俺の本でシコってた癖に?
……だいぶ夢中になってたみたいだけど?」
チ「こんのクソ長男ッ__!」
大きな喧嘩が勃発しかけたその時だった
カラ松が空になったガラスのグラスを
ゴツリと叩きおき発した
カ「__brother達にとって、雪ちゃんは……
なんなんだ?」
え と皆声が出る
続けてカラ松は言葉を発した
カ「さっきから聞いてれば……
とても好きな子に対する言葉とは思えないんだが」
お「何…言って」
ト「カラ松兄さん?……」
カ「雪ちゃんは性的奴隷じゃあないだろう?」
カラ松にとっては
ただ疑問を述べただけかもしれない
__でもそれは
自身に突き刺さるのには簡単すぎる言葉だった
チ「そうだ……けど……
いやけどじゃなくて__」
十「皆……好きなんだよね?……」
お「そりゃあそうだろ!!
そうだけど__」
ト「僕らもしかして、いつの間にか」
一「自分を押し付けてただけだった?__」