第9章 責任とって従って。*
そうして出ていった一松は兄弟の待つリビングへ戻った。
チ「何してたの?」
一「……飯のこと雪に伝えただけ」
お「えーにしては遅すぎない?」
一「十四松先に食べたの?」
話を逸らすと あ~、とおそ松が言いながら十四松のほうに目線で示した。どうやらいつもより数倍遊び疲れたのか食わずに寝たらしい。
ト「まあもう雪ちゃんだけだもんね」
カ「あぁ、俺とmybrotherはもう食べてしまったからな」
無駄に発音の良いカラ松の英語に、彼以外の癪に触った。
お「つうかさ〜十四松に先こされるとか信じらんねえ」
チ「皆よく出来るな本当……」
ト「えーチョロ松兄さんビビってるだけじゃない?」
チ「うるさい」
ト「でも、おそ松兄さんまだなの予想外だったなあ」
お「え、俺?」
チ「デリカシーないからすぐ手を出しそうなのに」
お「え?!」
ト「そうそうセックスしたいってすぐ言うし」
お「それは十四松もでしょ!?」
カ「十四松は……また違う気がするな」
お「ええ!?」
一「俺、そう言うクソ松が二番目なの訳わかんないんだけど」
カ「え?」
ト「たしかに!」
チ「でもイヤミのレンタル彼女の時扱い上手かったような」
カ「ふっ……それは俺の」
ト「どーせイメージトレーニングでもしてたんでしょー?イッタイよねぇ!」
カ「……」
お「あー羨まし~俺も胸揉みたーい──っていうか、何でお前その勢いでヤらなかったの?」
カ「そ、それは……流石に早いんじゃないか?」
一「処理しにトイレ籠ってたくせに」
カ「!?、な、なんで、いちま」
お「えーマジ!?勿体ねー!!」
雪が聞いていたら確実避けられるであろう話を四人でしている。しかし今回も当然ながら
お「あぁー俺も雪ちゃんと」
雪「ごめんお待たせー!」
ト「チョロ松兄さん!」
チ「ストップ!」
お「セッ__お゛ぉ゛?!」
チョロ松は瞬間おそ松の横腹に手刀を食らわした
雪「何やってんの?!」
ト「な、何でもないよ」
カ「気にするなカラ松girl!!」
雪「いやカラ松girlって……おそ松兄さんガチで何やったの」
お「な、なんっ……もっ…な゛っいっ…い゛い゛ぃ゛い゛」
一時間程苦しみ続けるおそ松を横目に雪はいつも通り晩御飯を食べた。