第8章 それは青春のような*
雪「……どうしたの十四松?」
十「イヤミ!!!!!!」ダッ
止まったかと思えば今度は飛んで行って、
私が指差した方向にいる変人さんの元へ飛んで行った。
雪「ちょっと!!十四松!?」ダッ
私も追いかけてみる。
すると十四松はその変人さんと
十「やっほーイヤミ!!」
イ「な、なんザンス!アンタのことなんか知らないザンス」
会話…していた。
雪「…十四松、友達なの?」
イ「シェー!!しまったザンス!!……仕方ないザンスね。
ミーはオフランス帰りのイヤミでザンス!!」
どうやらこの変人、イヤミって名前らしい。
雪「イヤミさんですか。私は雪です。宜しくお願いしますね!」
イ「ウヒョー!宜しくザンス!それにしても可愛いザンスね!
今なら特別におデートでもどうザンスか?」
雪「私と?いやいやいや~……所でなにしてるんですか?」
イ「ギクッ……それはザンスねぇ…えっと…」
ビクリと体を揺らし目を反らした。
……なんだろ、黒の奴らに雇われた金のない新人お笑い芸人とか?
雪「__黒の奴ら」ボソ
イ「?…なんザンス?」
雪「(あぁ違うか、なら安心)あ、いや何でもない。」
十「イヤミはねー俺の……友達?」
イ「違うザンス!あんな六ごの友達なんて絶対嫌ザンスよ!」
雪「……?その割には仲良いね。まぁ十四松と似たようなもんか」
イ「シェー!?どういう意味ザンスか!辞めて欲しいザンス!!」
十「えー俺もヤダなー。イヤミ古くさいしー」
イ「古臭いってなんザンスか!!まだこのネタは健在ザンス!」
雪「よーくわかんないけど、仲良いじゃん。イヤミさん結構面白いし、何か好きだよ?」
イ「わかってるザンスねぇ!ミーの良さが分かるなんて天才ザンス!!こんなニートじゃなくてミーにしたらどうザンス?」
雪「……よっくわかんない。どういう意味??」
イ「?!、え、チミ達付き合ってないんザンスか?」
雪「……そんな要素あったっけ??十四松、私のこと好きだっけ」
十「え、好きだよー?一人の女の子として!」
雪「……わお。」
イ「?!?!!チミ達まだ告白もしてなかったザンス?!」
雪「__今されたっぽい」
イ「シェー!?」
まさか今さらりとするとは……。
まぁ…分かんないからごめんとしか言い様ないけど……。