第8章 それは青春のような*
一松!?…一松の勝手に使えって!?
雪「一松のって…勝手にいいの?」
十「俺前使って汚したけど舌打ちされただけだったよー?」
雪「Σそれ怒ってるよ」
まさか使えって…でも、ジーパン汚しちゃなぁ……
ジーパン何かと便利だし…
雪「一松に聞いてみるよ…一応。」
そういい雪が出ようとすると
十「もうそれでいーいっ」
雪「っでも……」
十「…いーの。それ履いてはやくやきうしよ?ね?」
どうやら十四松はこれ以上待ってられないらしい。
雪「…わかったわかった。着替えてくるから玄関で待ってて?」
十「…!!__アイアイサー!!!!」
そういい十四松は一瞬で玄関へと行った。
雪「…はっや」
少しポカーンとしてから二階へすぐ行きすぐ着替えた。
…
十「あ、きた!」
雪「うん来たよ……一松の凄いだっぼだぼだね。」
一松はずるずると伸びたズボンのほうが好きなのだろうか。
びろびろなので、地面にあたりそう。
雪「汚れないかなぁ……これ。」
十「ダイジョーブ!俺怒られなかった!」
雪「……それは十四松だからじゃないの?」
十「~それより雪ちゃん俺のパーカー着てるってなんかいいね!」
雪「…そう?」
十「うん、何か嬉しい!」ニコ
雪「…まぁ十四松の匂いまとってる感じいいよね」
一松のジャージだけではなく、袖口もびろびろな十四松の服。
袖口をくんくん匂いでみた。
十四松の匂い。いい匂いだ。
雪「うん、十四松もいい匂いだ」ニヘ
十「……!本当?」
雪「うん、ホラ」
そういいびろびろの袖口を十四松に差し出した。
十「ん、うーん…?俺の…におい?」
雪「…まぁ自分の体臭はわかんないよね…でも良い匂いだよ」
う~んと十四松は必死に匂いでいる。
布越しとはいえ、鼻息が手にあたる。
雪「十四松の息ちょっとだけこしょばい。」
十「うーん……」
私の言葉も無視し、必死に匂いでいる。
…ちょっと可愛いかも。
雪「ねーねー?…そろそろ行かない?野球に……」
十「パクッ」
雪「え」
今、パクッ……て?
十「んむ……じゅる」
雪「十…四ま……つ?」
…十四松は匂いを知りたいがためにか、
雪の手の一部ごと服をじゅるじゅる吸い始めた。
十「ん~…?」
雪「な、何してんの?!…ひゃっ!?」
舌…こしょばい…!!
十「んにゅる…」
雪「じゅ、十四松!」