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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第8章 それは青春のような*



雪「う~ん……」

どうしようかなぁ……

今日は十四松と遊ぶ日。野球とか、言ってたし…きっと運動系。
でもなぁ……流石に

雪「まぁなぁ……流石に店ちゃんジャージはいれないわ」

ジャージとか汚れてもいい服なんてあるはずもなく。

雪「……皆なら何か持ってないかな。捨ててもいい服。」

男の子だから、昔の服とかあるかも。
サイズは…まあ演技でぶかぶかの服きて激しい動きするし大丈夫

雪「うん、とりあえず皆に聞いてみよう」

雪はとりあえず長袖の黒ロンTとGパンを履いて一階へと行った


雪「あ、チョロ松!」
チ「!…どうしたの?雪ちゃん」


階段を降りる途中、チョロ松を見つけ声をかけた。
少し驚いたのかチョロ松はピクリと体揺らした。

雪「チョロ松…に聞くのも…あれだけど」
チ「え?何?」

チョロ松は潔癖症だと前にご飯中におそ松兄さんが言ってたっけ

雪「…汚れちゃってもいい服ってある?」
チ「汚れても…いい服か」

う~ん…とチョロ松は腕を組む。
潔癖症の彼だから汚れてもいいものなんてないかな…

雪「十四松と野球するだろうから…」
チ「う~~ん…あっ!」

頭の上に電球がでたようにチョロ松は明るくなった。

チ「十四松なら汚れるからたくさん替えがあるし、
十四松に聞いたらどうかな?」
雪「そっか!ありがとうチョロ松!」

雪はチョロ松の肩を軽く叩いてリビングへと向かった


雪「十四松いる?」
十「アイ!」
雪「あ、いたいた」

リビングには廊下にいたチョロ松以外全員がいた。

全視線が雪に集まっている。

そんな視線も気にせずに雪は脚を伸ばして座っている十四松の間に座り、手を合わせた。

雪「汚れてもいい服って……ない?」
十「いい服???」

野球姿になった彼はいかにもヤル気満々といった感じ。


雪「今日一緒に野球するんでしょ?…でも運動着なくて……」
十「ん~~じゃあ俺の服着る?」
雪「いいの!?」
十「うん!俺いっぱい汚れるから服いっぱいあるよ!!」
雪「やった!じゃあお願いします!」

そういうと十四松はついてきて~と雪の手を掴んで六ご達の服があるクローゼットの部屋へ連れていってもらった。

十「はい!」

そういって渡されたのは十四松のパーカーと
……青色のジャージだった

雪「ありがとう…このジャージは?」
十「一松兄さんの!」
雪「え」
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