第8章 それは青春のような*
雪「ね、ごめん…だから教えて…だから…やめて…」
一「…ん、…一緒に寝たの覚えてる?」
雪「ね、た……あ、ぁ初めて来た時の……」
照れる気持ちが一杯で雪は言葉思考も良く働いていない。
一「…俺、全部教えるっていったよね?」ニヤニヤ
雪「っ__!!///」ボッ
一松は雪の耳元に囁いた。
雪は声にならない叫びで、うつむいた。
__そして、まるで睨むように雪は一松をみた。
きっと、これで怖じ気づいてどいてくれるから。
きっと、恥ずかしさを隠すためだから。
きっと、やめろと本当に怒っていたから。
いろんな理由が雪なりにあっただろう、けど
__それが一松を寧ろ興奮させた。
一「…その目、やっば…♪」ニンマリ
雪「っ!…う゛ぅ゛…」
一「……ゴミを見るような目。」
雪「…!?い、ち…松…」
一「……ごめん」
雪「ッ__」
一松は興奮して、そのまま雪の口にかぶりついた。
雪「んっ…!?んむっ__!」
一「…んむ……♪」
バレたら嫌だから辞めて
そう言いたいんだよね……ヒヒッ…
__あぁヤバ。
一「……ふっ…」
雪「んん……!」ジワ
涙目のアンタがみたくて、わざと苦しくなるほどする。
俺も苦しいのは同じだけどごめんねMだから余裕。
雪「うぅ…ん゛…!」グラ
一「…んん……!」グッ
あと少しで限界、その時だった。
十「雪ちゃーーーーん?」
一「!」
雪「!」
十四松の声。結構近くにいるから多分このままだとバレる。
一「っち…__」パッ
雪「っはぁ……はぁっ…」
仕方なく雪の手首を解放し、ドアのほうへむいた。
雪は洗面台を掴みくたりと座り込む。
一「あーぁ……まぁいいや。…なぁ」
雪「はぁっ……はぁっ……?」
一「夜、またしない?…ゴミの誘いなんか嫌かもしんないけど」
ニンマリ、俺は出ていって、雪を置いてった。
十「……!あ、一松兄さん、雪ちゃん知らない?」
一「…今、顔洗ってるだろ」サッ
十「そうなの?って兄さん!?__」
俺は無視してリビングにいった。
朝からスッキリした。
クソ松が先にあそこまですんのはムカつくし。
__夜どうしてやろうかな。ヒヒ……
お「あ、お帰り一松、長かったな」
一「…別に」
お「…ふうん」
帰ってきたらクソ松も起きていた。
俺は夜のことを考える事にした。