第8章 それは青春のような*
一松はチッ…と舌打ちをしてから無視して部屋の隅っこに行った
雪「私、悪いことしたっけ」
十「そうなのー?」
雪と十四松は一緒に首を傾げた。
お「…!__さぁね~♪」ニヤニヤ
チ「まぁいつもあんな奴だから大丈夫だよ」
そういいチョロ松とおそ松も部屋に入りテレビを見始めた。
そしてそこに映ったのは……花岡理恵だった。
お「あ、雪ちゃんだ」
チ「あ、本当だ」
雪「私?…あああっちか。」
何気に皆でテレビを見てみた。
「街の人に聞いてみました♪
花岡理恵ってどんなイメージですか?」
そこにはアナウンサーの軽快な声とともに、
街中アンケートで私のイメージについて調査する内容だった。
「凄くスタイルよくて……国に誇れますね。でも……
___イケメン俳優とぎゅうってしたりズルいです!!」
雪「あぁ…(察し)」
「あの藤野くんと夜のシーン本当に羨ましいです!」
雪「まぁ、あの人演技上手かったけどな…」
したくてしてない!……そう彼女らに言いたくなる。
お「女性の敵だねぇ~」
雪「監督さんに文句言って欲しい」
何故か知らないけど、私のお相手の俳優さんは確実売れっ子だ。
しかも恨まれそうなやつ。
「そういえば花岡理恵さんってDキスする映画またでますよね」
するとアナウンサーの軽快な声とともに、
前の前にしたであろう、花岡理恵と俳優のDキスワンシーン
が流れ始めた。
全員「「「「「ぶっ」」」」」
全員吹き出した。
雪「朝から止めてくれ……///」
雪は顔を手で覆った。
チ「ニュース番組……酷いな」
お「よくもまぁさらっとするねぇ…ビビったわ」
チ「(Σアンタがいうか!)」
雪「うわ……しかもあれ、無茶苦茶長かった奴じゃん」
お「うわ~これAV並みじゃん」
雪「そういうこと言うな!」
十「…いいなぁ」ボソ
雪「何か言った?十四松。」
十「…ううんー?…凄いなーって」
雪「…褒めてくれてありがとう」棒
私は皆にそのシーンをじんまり見られているのが恥ずかしかった
…そして頭に、トド松とカラ松の顔がでてくる。
雪「っ!!///」
十「どうしたの?雪ちゃん?」
雪「ご、ごめ、もう無理」
皆同じ顔のせいで、思い出したら全部流れ込んできた。
駄目だ凄い恥ずかしくなってきた!
雪は呼び止められているのを無視して逃げた。