第16章 冬
今日は午前休をぶんどってきたらしく、時間があるからと出掛けることになった。
早速怜は猿比古に貰ったニットワンピを着て、メガネをかけて、ニット帽をかぶっている。
怜「ひこー、何買うー?」
そう、二人は誕生日プレゼントを交換した後、お揃いのモノを買いに出る。
猿比古「何でもいいけど。」
怜「んー・・・。」
怜はキョロキョロとあたりを見回す。
怜「みーつけた。」
怜はパタパタとお目当てのお店に入っていく。猿比古も怜の後を追って入る。
怜「端末のストラップ、一緒にしよ?」
そう言って怜が手に取ったのはガラス細工のストラップ。丸いガラスの中にペンギンが彫られているものだ。
猿比古「・・・いいな。」
怜「じゃあ買ってくるねー。」
パタパタと会計に行く怜。
今年も仲良くやれそうだ。