第31章 新世界
怜「ひこ、コーヒーでいい?」
猿比古「あぁ。」
夜も深くなり、部屋には二人だけだった。
ガチャッと扉が開いて、顔の覗かせる。
多々良「怜ーさるくーん。入るねー。」
そう言って多々良が入ってくると、後ろには仁多もいた。
しばらくすると琥珀、志摩、月もやってきた。
月「怜、今日も何ともなかった。」
志摩「ストレイン1人捕まえたよ。」
琥珀「二人へのオファー多すぎだわ・・・。」
多々良「仁多と出かけたい。」
仁多「・・・俺も。」
怜「ん・・・考えとく。」
月「怜、また明日。」
御影月。彼女は以前黄金の王に石盤に選ばれた。
が、しかし今の彼女には黄金の王の力はない。怜が回収したのだ。
猿比古「・・・今度、出かけるか。」
怜「!行く!」
猿比古「あいつらには仕事入れとけよ。」
怜「わかった。」
部屋に残った二人の指には、静かに光る指輪がはまっていた。