第16章 冬
ひっそりとセプター4の寮に潜り込んだ怜。
ひこの部屋に入り、ひこの帰りを待つ。
2日も徹夜をしてしまったので、怜に睡魔が襲いかかる。
少しだけなら・・・。と思い、怜は猿比古のベットに潜り込んだ。
夜中の2時過ぎ。猿比古はようやく部屋に戻ってきた。
猿比古「チッ・・・。道明寺に始末書書かせろよいい加減・・!」
どうやら不機嫌だ。
ズカズカとソファーに寄り、上着を脱ぎ捨てる。
猿比古「・・・あ?」
机の上に見慣れないラッピングされた箱。
猿比古は、つかつかとベットに寄って見る。
そこには、スヤスヤと寝息を立てて寝ている怜。
猿比古「・・・来てたのか・・。」