第8章 紅
ぱちりと目を覚ませば、そこは最近見慣れた天井。
隣には尊が寝てる。
てとてとと降りていけば、サルヒコがいた。
アンナ「・・・サルヒコ。」
伏見「・・・何だよ。」
アンナ「会える。絶対。」
そう告げると、サルヒコは驚いてこっちを見る。
アンナ「怜、いい人。」
伏見「・・・何で、怜の事知って・・。」
アンナ「・・赤い服。怜が、連れだして、買ってくれた。」
伏見「何処にいる?」
アンナ「・・・わからない。」
伏見「・・そうか。」
そう言うサルヒコは、ちょっと嬉しそうだった。
私も、また会いたい。怜。