第26章 接触
「女王、緑のクランと共に移動してる。」
「あらあら・・・捕まっちゃったのかしら?力使った感じなかったわよ?」
「覚醒しようとしてるんだよ。力がね。・・・琥珀、用意は?」
琥珀「月がしてくれたわ。・・・志摩、アンタ・・。」
志摩「彼女が女王だって事は、最初から知ってたよ。」
ハラリと渡される1枚の写真。
幼女の姿の怜。眼帯はついたままこちらに振り向いた時の写真。
志摩「あの時、彼女に出会った時からね。」
月「・・・悪趣味。」
志摩「どうとでも言ってくれていいさ。」
ポゥッと光る。
志摩「全く・・・石盤て厄介だよね。」
志摩の左目が黒く光っている。
琥珀「どうするの?続行でいいのかしら?」
志摩「構わないよ。」
月「・・・頑張って。」
琥珀の持つ端末の画面は緑色に光っていた。