第1章 *Candy*
これを食べたら帰らなくちゃいけないから…
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2人でいる時間が終わるから…
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ゆっくりゆっくり食べてた
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二宮くんを見たら
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コーヒーを飲んで
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両手で頬杖ついて
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ニコニコと笑ってこっちを見てるから
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パクっと最後の一口を食べた
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少しして
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和「行こっか」
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と立ち上がった二宮くんについてくと
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手を繋いで地下鉄の入口まできた
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階段の上でそのまま手を離せないでいる
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和「(笑)送ってこうか?」
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「ううん、大丈夫(笑)」
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…あたしが離そうとすると
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今度は二宮くんがギュウっと握って
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和「……このままだと帰れそうにないな(笑)」
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「うん(笑)じゃあ」
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2人同時にせ~の、で離して
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二宮くんが階段を降りてく
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後ろ姿が見えなくなるまで手を振った
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