第1章 *Candy*
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家に帰ってからもボーっとしてた
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あの直輝が?
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そんな素振りなかったよね?
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なんだったら真緒の事が好きなんだと思ってた…
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直輝は二宮くんも…真緒狙いだって言ってた
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それに色んな女の子と遊んでるって?
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…あぁ誰かウソって言って…
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久しぶりに好きになった人には好きな人がいて
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本当は…本当の二宮くんなんて知らないけど…
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遊び人で色んな女の子に手を出してて?
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でも直輝がそう思ってるだけで
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その色んな女の子達は彼女だったんじゃない?
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・・どっちにしても社内の色んな女の子と付き合ってたって事?
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…もうあたしにはどうしていいかわからない
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直輝のことより二宮くんの事ばかり考えてて
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次の日直輝に会うまで
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好きって言われた事なんてすっかり忘れてた・・ごめん直輝
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直「お・はよ」
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「あ、おはよう…?」
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あっ…そっか昨日…
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早く断らなきゃ・・気まずい
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和「はよっす」
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後ろを見ると二宮くんが
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同期の女の子といて
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2人仲良くあたし達を追い越して行った
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