第1章 *Candy*
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直「何回か見かけてんだよなうちの女子社員と一緒のとこ・・1人じゃなく」
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「ふ~ん…でも付き合ってるとか」
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直「まあ、そこんとこはわかんないけどな、前の話だし」
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「…うん」
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直「俺はさ今は真緒狙いだと思ってんだけど」
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「うん…」
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やっぱり誰が見てもそうだよね・・
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聞きたくない事ばかりで
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指先まで血が通わなくて冷たくなってた
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直「でも、昨日さ…お前の事送るって言うし…
振り返ったら…その…手繋いでるし」
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あたしがフラフラしてたからだよ
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直「だから…ちょっと焦って」
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「え?」
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話の方向性が変わって
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顔を上げたら直輝と目があった
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直「だから…俺の気持ち言っとこうと思って……」
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「……」
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突然の事で言葉がでない
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直「好きだ、付き合ってください」
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あまりの急な展開に頭がついていかなくて
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付き合えないって言わなきゃって口を開きかけたら
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直「返事は今日じゃなくていいから」
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制止された
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