第1章 *Candy*
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直「何もないならいいんだよ…あのさ、明日ちょっと出てこれる?」
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「なに?」
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直「いや、ちょっとさ話があって…」
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「何、悩み事?まぁ、明日は用事ないからいいけど」
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直「じゃ明日、そっちまで行くから!」
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寝転んだまま電話をテーブルの上に置いた
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直輝は何かあるたび
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あたしや真緒に
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どうしよう?って相談してくる
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昔
「彼女とケンカした・・どうしたらいい?」
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って言われた時には中学生じゃないんだから!って
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真緒と大笑いした
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今はちゃんと相談に乗ってあげれる自信がない
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明日の話も笑えるといいな・・
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色んな事がありすぎて思考が追いつかない…
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結局そのままソファで眠ってしまって
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朝
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体が痛くて目が覚めた
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ん~伸びをして起き上がる
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直輝は何時に来るって言ってたっけ…
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とりあえず、いつでも出れるように
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出かける用意をしてみる…
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けど
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その間も昨日の嫌な言葉が頭に浮かぶ
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