第1章 *Candy*
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お休みって
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頭をポンポンってされて
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背中を押された
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2・3歩あるいて振り向いたら
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バイバイって手を振って笑顔でまだそこにいて
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エレベーターを待ってる間も
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横を見るとドア越に二宮くんが見えた
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手を振ってエレベーターに入ったら
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自然と顔がほころぶ
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家に着いて急いでベランダをのぞいて二宮くんの姿を探した
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「いないかっ…」
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お風呂に入って繋いだ手を思い出しながら
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幸せな気持ちで湯船に浸かってた…
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でもムリしたんじゃないかな…
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帰る方向が一緒だったから送ってくれたけど
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本当は真緒を送って行きたかった
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よね…
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さっきまで幸せだったのに
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もう今日1日上がったり落ちたりしんどい…
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